太陽光がまっすぐ降りそそぎ 色彩がきらめく国、キューバ

今回は躍動感溢れる華やかなキューバからお届けします! ベトナムからは約丸1日かかる遠いラテンの国ですが、葉巻、ラム酒、ビンテージカー、サルサダンスなど陽気でノスタルジックなイメージがありますね。赤道直下の国で太陽光が真下に照りつけるため、鮮やかな色が映える地域でもあります。 驚いたことに1950年代の“アメ車”がまだまだ現役で走っていて、とてもカラフル! 世界中の車の約8割は黒、白、グレー、シルバーで占められているのに対し、ピンク、レッド、パープル、グリーン、ペパーミントグリーン、イエローなど彩り豊かで、見ているだけでワクワクしてきます。 建築は4世紀にわたるスペイン植民地時代の名残が色濃く残り、コロニアル調の建物が主流。カラフルな車と上手く調和し、街全体が鮮やかに彩られています。各所ではサルサの生演奏が繰り広げられ、みんな気軽に踊ったり、騒いだり……毎日がお祭りのような、陽気で開放的な雰囲気が漂い、50年ほど遡ったような古き良き時代を感じることができます。 実は、キューバの首都ハバナの街には故ホー・チ・ミン主席の像を置く公園があります。キューバ革命の指導者チェ・ゲバラと故ホー・チ・ミン主席が非常に仲が良かったからだと現地の人が教えてくれました。
田岡 道子  Taoka Michiko カラースタイリスト、カラーデザイナー。カラーマイスター協会理事。DICカラー&デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE 〜色を生活に取り入れよう〜』(税務経理協会)、『色で魅せる』(青月社)、『カラーコーディネーターになるには』(啓林書房)など。
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