日本とベトナムで異なる「色」世界的に好まれやすい青色 涼しさが感じられ、南国にぴったりです

雨季である7月は雨が多く憂鬱な気分になりますが、そんな日には青色を取り入れてみてはいかがでしょうか? 淡い青の外壁など、どことなく爽やかで洗練された印象を与え、世界的に「青は最も好まれる」というデータもあります。「誠実」や「真実」といった意味もあり、アメリカではコーポレートカラーとして最も多く使用され、企業のイメージアップの色としても活用されています。ベトナム航空のコーポレートカラーも少し彩度を落ち着かせた緑がかった青で、この色は2018年4月にミラノで開催された世界的なインテリア展示会「ミラノサローネ」で多く見られ、今年の注目色の1つといえます。 青は副交感神経に作用し精神を安定、沈静させる効果がある癒やしの色なので、インテリアやファッションに取り入れるのがオススメです。ベトナムなど年間を通して割と暑い国では、青のファブリック使いでお部屋を涼しく見せる効果も期待できます。 以前、日本のテレビ番組で赤と青の各部屋での体感温度を比べていましたが、青は赤に比べ約3℃低く感じられるという結果でした。カーテンやラグマット、クッションカバーなどに青系を取り入れ涼しく爽やかに演出し、鬱陶しい雨季を少しでも快適にお過ごしくださいませ。
田岡 道子  Taoka Michiko カラースタイリスト、カラーデザイナー。カラーマイスター協会理事。DICカラー&デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE 〜色を生活に取り入れよう〜』(税務経理協会)、『色で魅せる』(青月社)、『カラーコーディネーターになるには』(啓林書房)など。
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