【サイゴン通信】旧正月テトは、ベトナム流に初詣！

協力／ヴィンギエム寺（永厳寺／Chua Vinh Nghiem） 住所：339 Nam Ky Khoi Nghia St., Dist. 3 電話：(028) 3848 3153 営業時間：【拝観】6:00～11:00/13:30～19:30 ウェブサイト：www.vinhnghiemvn.com 掲載内容は取材時点の情報です。 店舗等の都合や現地事情により内容が異なる場合があります。

まずは正しい服装を選んでお寺に向かおう！

参拝する際の服装 Trang Phuc Di Le Chua 参拝マナーの常識でもあるが、ミニスカートやオフショルダー、袖なしのトップス、ホットパンツ、カットアウトドレスなど肌の露出が多い服装はタブー。派手な柄や透明感のある素材、網タイツも避けたほうが良いとされている。男性なら半ズボンより長ズボンのほうが無難だ。香水や香りの強い柔軟剤、濃いメイクも控えよう。 初詣ではベトナム女性は伝統的なアオザイ、男性はシャツをズボンに入れた格好で参拝することが多い

お供え物は何が良い？　選ぶポイントをおさえよう

お供え物 Le Vat 真心を込めて仏様にお供えするものに特に決まりはないが、一般的には花や果物、菓子が多い。花は寺の前でよく売られている蓮やジャスミンのほか、菊、チューブローズ、桃の花、牡丹などで、最近ではランの鉢植えも用いられる。料理をお供えする場合もあるが、肉類は避け、精神料理を心掛けよう。 屋外の祭壇、または本堂の祭壇の上に丁寧に置こう。果物や料理の場合は器に盛りつけておこう

膝を地面について拝礼するのがベトナム式

参拝の作法 Hanh Le 両手の平をきちんと合わせ、胸前ぐらいの高さまで上げ、背中をゆっくり60°ほど曲げて三礼する。指は上向きで、背中がまっすぐになるように。また、本堂では膝を地面について三礼した後、立ち上がってもう一礼することが多い。真ん中は住職や高僧の位置とされるため、参拝は中央を避けて行おう。住職や和尚さんと会ったときも拝礼するのを忘れずに。 膝をついて拝礼する際は足裏が上向きで、両手と額を地面につけるように全身を曲げるのがポイント。仏様へ最高の尊敬を表す意味がある

いよいよ本格的な参拝を始めよう

参拝の流れ Thu Tu Hanh Le まずは釈迦如来像の下で三礼した後、本堂へ進む。中央に巨大な黄金仏像が祭られている「三寶尊／Ban Tam Bao」で跪いて拝礼したら、裏側真ん中の三位の仏祖、左側の三位の聖母、右側の武将チャン・フン・ダオの順に参拝しよう。最後は列に並んで鐘楼を3回打つ。本堂に入る際は、靴を脱ぐのを忘れずに。 本尊の「三寶尊」。僧侶や仏教徒が行事を行っているときは前に出ず、静かに回ろう。行事は1日2回、毎回60～90分程度だく

お線香をあげるなら、どうしたらよいか

焼香 Dang Huong 線香をあげる場合、本堂には必ず３本が決まり。線香を額あたりまで持ち上げて祈った後、三礼してあげる。願いごとは金運や仕事、恋愛よりも、まず家族の健康と平穏を祈るのが基本だ。初詣では混雑するため煙の影響ややけどの可能性もあり、安全を考えると線香はあげなくてもいいとのこと。お香代として賽銭を用意する人も多い。 お布施は「功徳／Cong Duc」と書いてある賽銭箱に入れよう。金額に決まりはなく、１万～50万VNDが一般的く