ゴルフの聖地とベトナム①スコットランドの名門ゴルフ場へ

セント・アンドルーズに
1552年につくられたゴルフ場

私事ではありますが、去年2022年の夏に３週間かけてスコットランドを旅しました。そこでベトナムと比べて感じたことを何回かに分けてお話しします。

今回訪れた「セント・アンドリュースオールドコース」は500年近くの歴史がある「世界最古のゴルフ場」とされ、「ゴルフの聖地」と呼ばれています。「オールド」だけでなく、実際は海辺の広大な土地に全部で７つのリンクスコースが存在し、周辺には大小様々なホテルが点在するゴルフリゾートなんです。1～2週間滞在してゴルフ旅行が満喫できる、そんな場所。まさにゴルフ天国です。

ゴルフと生活の場が近く
クラブは社交場

実際にコースに行って肌で感じたのは、ゴルフと生活の近さです。オールドコースは日曜に一般開放されて公園になることで有名ですが、それ以外の日でも一般の人たちが自由に出入りしています。

私は憧れの17番ホールにあるセント・アンドリュースホテルに滞在しました。窓からはテレビで見慣れたオールドコースの景色が広がり、朝や夕方のプレー前後にはコース内を毎日散歩。このように日常とゴルフがとても近い存在なのです。

1番スタートと18番ホール周辺には、様々なクラブハウスがあります。そもそもクラブとは何か？　セント・アンドリュースは市が運営するパブリックコースで、ティータイムの権利を各クラブが購入しています。貴族レベルの話かとは思いますが、地元のゴルフ好きがクラブを設立して集まる社交場なのでしょう。日本でもゴルフ倶楽部という言葉をよく耳にしますが、意味合いは大きく異なるようです。

クラブは13あり、最高峰の「R&A」は、英国ゴルフ協会の役目も果たしゴルフルールを統括する総本山。クラブハウスを兼ねた本部は1番のスタート地点の後ろにあります。ここがゴルフの聖地と呼ばれる由縁です。

セント・アンドリュースオールドコース Old Course at St. Andrews

1552年に作られ世界で最も古いコースとされている。全英オープンを初め多くの有名な試合が行われる。海岸線の多いベトナムはリンクスのコースが作りやすく、お手本にするべきだと私は考える。

香西保宏
Kozai Yasuhiro 2013年よりダナンを拠点に「ドラゴンゴルフ」を運営。ゴルフ場の予約・送迎サービスやコンペのアレンジ、ゴルフ用品のレンタル・販売を行う。

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