ホーチミン市「ほなけんど」／徳島県人会＠ホーチミン市

発足は2015年6月。サークル名の「ほなけんど」とは阿波弁で「だけど」の意味。命名の理由を「愛着をもってもらい、県人会を発展させていきたかったから」と語るのは、発起人の一人である竹田雅信さん。これまで「晴レ屋」、「花吉」、「ENISHI（縁）」と、徳島県ゆかりの料理店で開かれていた飲み会の第4回目が、会長の身野明秀さんがオーナーを務める、「とんかつ処かつ吉」で開催された。参加者は10名で、落ち着いて話すのにはちょうどよい人数だ。「『徳島って九州だっけ!?』って関東人に聞かれるくらい、知名度が低い」、「今や地元では、結婚式場が次々と葬式場に商売替えしている」等々、飛び交う自虐系ご当地ネタに愛郷心を感じる。どこか柔らかさのある阿波弁をホーチミン市で久しぶりに耳にして、涙を流した参加者もいるという。今後の目標について、「徳島といえば阿波踊り。ベトナムで阿波踊りを広げていきたいですね」と語るメンバーたち。県民のみならず、ゆかりのある人は、ベトナム人でも大歓迎だ。 [caption id="attachment_82565" align="alignnone" width="570"]