人生相談29屋にきけ！フォ!!!! ／第22回

29屋（にくや） 食材＆弁当屋の店主。本業の傍ら、かつては「愛と勇気とほんの少しのお金」など本誌人気コラムを担当。本コーナーでは、ベトナム暮らしのさまざまな悩みをバッサリ解決（！？）します！

「おっさんだってモテたいんや（号泣）!　合コン弱者が勝つ方法は!」

ペンネーム：静かすぎるドン ♂　39歳：現地採用

29屋さん、きいてください。ベトナムに来て2ヶ月。そろそろ人恋しくなり、真剣な交際相手を探したいと思っています。独身の私は、いろんな飲み会に誘ってもらっているのですが、少し気になる人がいてもイケメンの若手駐在員や、ベトナム人のお金持（たぶん）に邪魔をされて、ターゲットに到達できません。どうしたらいいでしょうか?

A.「真面目な相手探しなら最初からガッつくなかれ。戦場は選ぶべし」

「割れ鍋に綴じ蓋」の例えの如く、人は誰でも高望みをしない限り、いつの間にか自分のレベルにふさわしい相手に巡り合い、くっつくものです。しかし、貴男の場合、恋敵が「イケメンの若手駐在員」とか「ベトナム人のお金持ち」とかが多いというのであれば、超がつくほどの高嶺の花ばかりを狙っては失敗しているのではないですか?　はっきり言って、激戦区で強敵ばかりのデス・ゲーム。さぞ、忍耐と疎外感を味わいつくす合コンになっていたのではないかと、涙を誘われる次第です。もちろん、日越問わず、若い美女の中には「本当に好きなら、お金なんて関係ないわ」なんて、ステキな心がけのマドンナがいるのかもしれませんが、そんなのは例外中の例外。世間知らずか、本心を隠しているか、自らの収入やステイタスが高いのでパートナー候補のスタートラインも高水準が当たり前かの、どれかです。悪いことは言わないので、ラスボスのいる最終決戦ステージに乗り込む前に、自分のレベルに合った弱いモンスターを倒して経験値を稼ぐドラクエ方式で行きましょう。具体的には、お金がないおっさんであろうと、日本人というだけですでにアドバンテージがあるベトナム人学生の日本文化研究サークルに行ってみるとか。人様に自慢できるレベルの趣味があれば、その団体を探して先輩風をびゅうびゅう吹かせてみるとか。とはいえ、貴男のチャレンジ精神には素直に敬意を表さざるを得ません。ガッツ!!