人生相談29屋にきけ! フォ!!!! /第09回

29屋(にくや) 食材&弁当屋の店主。本業の傍ら、かつては「愛と勇気とほんの少しのお金」など本誌人気コラムを担当。本コーナーでは、ベトナム暮らしのさまざまな悩みをバッサリ解決(!?)します!

「一応、私、女子なんですけど!? 同僚や友達から、女扱いされなさすぎる毎日…」

29屋ロゴ
ペンネーム:タラバガニ強奪犯 ♀ 26歳

こんにちは、29屋さん。最近、私の周囲にいる男性陣が、何というか、非常に遠慮なしで困っています。やれ、「どこそこのバーの女の子がエロかわいかった」だの、「辛い物を食べ過ぎで痔が痛い」だの、私を女扱いしていない話題が、遠慮なしにかわされて、時にはコメントまで求められてしまいます。別に彼らからモテたいわけではないのですが、もう少し丁重に、レディ扱いしてもらうために、私はどうすればいいのでしょうか?

A.「下ネタは、言う方にも受ける方にも、センスが問われます」

まあ、言ってるサイドの男性陣からしてみれば、あくまで親しみの発露のつもりであり、まったく悪気がないのかもしれません。しかし、なんぼ開放的な南国の話だとしても、女性に対する態度として、決してスマートでないのは確かです。同じエロ&尾籠な下品トークでも、しかるべきユーモアのセンスと空気を読む能力を持った人が「ここぞ」というタイミングで繰り出した場合、一発で場を沸かせることのできる必殺技になることもあります。ただ、これには、相当な熟練が必要ですし、不幸にしてハズした場合、目も当てられない状況になってしまいます。 貴女の周囲の友人知人の場合、聞き手が楽しめてないのであれば、おそらく、しょーもない自慢か、工夫も何もない、ただの汚い話なのでしょう。無理に一緒のテンションで付き合うこともないのではないでしょうか?

+「かまぼこって、おとと(魚)から作るのでありんすか?」

これが「かまとと」の語源と言われています。遊郭の女性がウブ&無知を装う手練手管のセリフから来たそうです。 キャラクター&ルックス的に貴女が清純派を気取る自信があるならば、「え~、男の人ってそうなんですかぁ~」的にぶりぶりのかわいこちゃん(死語)を演じてみてください。女子には嫌われそうですが。 もしくは、その反対に「はぁ? それ、みっともなくないっすか?」と、身もふたもなく、場の雰囲気を破壊してみるのも一興。女子からの人気はサバサバ系で高まるかもしれませんが、その場合男子からは怖がられるかもですね。どっちにしても、やりすぎないことが肝心かと。まあ、ガッツです(適当)。
【今月の言葉】「少女の恥じらいと、熟女の恥じらいの差は、未知への恐れと、知りすぎているための羞恥との違い」 BY 阿木燿子
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