本物の藍染めを次世代に。／サパの風がそよぐ「インディゴストア」

プチ貢献がプラスされた、ベトナムのカワイイもの、おいしいもの、そして、心温まるおもてなしをご案内。

藍染めの歴史は長いが、今日多大な時間と手間のかかる伝統的な手法は、世界的に存続の危機にある。エスニック雑貨店の担当者としてアジア各地を訪れた吉澤氏は、北部国境地帯にはその伝統が数多く残ることを知り、存続の可能性に目覚める。2000年にハノイに移住し、藍染め雑貨店をオープン。以来15年間、山岳民族と共に種まきから栽培、織り、染色まで現地の伝統にこだわった素材を作り、それらを継続的に買い取る形の支援活動を行ってきた。店には丁寧に一枚一枚染め上げられた濃紺の布製品が数多く並ぶ。「美しい藍色と山岳民族の文化を守る」という想いが詰まった、藍の保存館のような店だ。

手織り麻藍染めストール147万VND

インディゴストア　Indigo Store 住所：33A Van Mieu St., Dong Da Dist., Hanoiほか電話：（04） 3719 3090 営業時間： 8 :00～19 :00（火・土曜は18 :30まで） ※藍染め体験教室も実施（約2時間／材料費7US$と講師へのチップ代）Ｆａｃｅｂｏｏｋ： Indigo Store

Miwa ARAI 海外歴23年のライター・エディター。様々な状況で「ひとりができること」を探索中