2015.02.24

乙女心をくすぐるハイフォン半日トリップ

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2015年3月8日(日)は「国際婦人デー」。ハノイから日帰りでも行けるハイフォンは、洋風建築が点在し、交通量も多くないので、のんびり街歩きを楽しむのにもってこい。デートで、友達同士で散策するときに押さえたい、女性旅行者向けのコースをご紹介。
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まずはハイフォンの街をつくった強~い女性にご挨拶

女将軍レ・チャン像 Tuong Dai Nu Tuong Le Chan 1世紀半ば、小村に過ぎなかったハイフォンを整備したレ・チャン。ハイ・バー・チュン (Hai Ba Trung) の名で有名なチュン姉妹とともに、中国・後漢の支配に対し反乱を起こしたことで知られる。気が強いとされるハイフォン女性の由来は彼女にあるのかも?

HP2_IMG_6881旧暦12月25日の命日と、誕生日の旧暦2月8日(2015年は3月27日(金))には、市中心部に建つ銅像や彼女を祀るゲー(Nghe)祠で祭典が行われる

住所:1 Nguyen Duc Canh St., Le Chan Dist., Hai Phong

歴史を学び、街歩きのイメージを膨らませよう

古写真とアンティーク Nhung Buc Tranh Co va Do Co 街と港の軌跡が詰まったハイフォン博物館で、かつての風景を写したモノクロ写真や日用品を見学。当時から変わったもの、変わらないものを探しに街に出かけよう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA半世紀以上前に町のプラスティック工場で作られた人形やボタン。日本から持ち込まれたといわれる人力車も展示されている

ハイフォン博物館 / Bao Tang Hai Phong 住所:11 Dinh Tien Hoang St., Hong Bang Dist., Hai Phong 電話:(031) 382 3451 営業時間:(火~日曜)8:00~11:00、(水・日曜)19:30~21:30 休日:月曜 料金:5000VND(約30円)

美容にもいい健康スイーツを食す

タィックサイン Thach Xanh 路上で売られている緑色の寒天ゼリー。アカネ科の薬用植物の葉から抽出したエキスを固めたもので、抗炎症作用が期待される健康食品の一つ。ダイエット食品としても人気がある。味はあまりしないので、甘いシロップといっしょにどうぞ。

HP4_DSC_8599ハイフォンの人にとっては子ども時代の懐かしい味。1杯約1万VND(約60円)

古くて新しいノスタルジックな空間でひと息

エリア21 Area 21 街に溶け込むような古い雑居ビルに、若者が共同経営するカフェやショップが入り、アンティークを上手に取り入れた内装は見ているだけでも楽しい。2階に日当たりのよいカフェが2店舗あるので、まったりしたい。土曜の夜はライヴ演奏あり。

HP5_IMG_8448HP6_IMG_8468インテリアのほか、豊富なメニューや空き瓶を再利用したグラスなど、創意工夫が感じられる

住所:21Tran Phu St., Ngo Quyen Dist., Hai Phong 電話:なし 営業時間:8:00~22:30 Facebook : Area21

色とりどりの花を愛でて締めくくる

花屋 Quan Hoa 1941年に当時の市長が造らせた一画で、周囲のコロニアル調の建築ともベトナムの伝統建築とも合う越仏折衷様式を採用。赤い瓦屋根と鮮やかな花々、背後の緑の木々は、多くのベトナム人アーティストにも愛されている。

HP7_IMG_848510軒ほどの生花店が並ぶ。花は1本からでも購入可能

住所:Hoang Van Thu St., Hong Bang Dist., Hai Phong 営業時間:6:00~21:00

COLUMN : 女性向けギフトは実用性重視

街中で「国際婦人デー」のプレゼントを聞いてみると、もらう側の女性も贈る側の男性も、リップなどの化粧品、衣類といった答えが大半。衣類を買うのもブティックではなく、量販店に一緒に行き、女性が本当に欲しいものを購入するのだとか。金銭的に無理のない範囲で実際に使えるものを選ぶあたり、かなり現実的だ。