2014.10.05

ベトナムのむかしばなし

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古くから語り継がれてきた昔話は、その土地の風土やそこに住む人々の精神性を映し出す鏡。 ここベトナムもその例にもれず、数々の民話には、この国の文化を理解するのに大切な要素が詰まっている。 紀元前から続いた中国による間接的・直接的な支配。シャム(タイ)やチャンパ(ベトナム中部)をはじめとする周辺地域との関わり。豊富な水がもたらす恵みと災害。そんな逆境の中で編まれた民話から、ベトナムに伝わる思想をひもといてみよう。

監修/冨田健次(ベトナミスト・クラブ代表/元大阪外国語大学・大阪大学教授)取材・文/仲尾淳子 デザイン/久保睦 写真提供/勝恵美(MORE PRODUCTION VIETNAM)イラスト提供/ドンアー出版社(NXB Dong A)『ラックロンクアンとオウコー』、『蚊になった妻』、『大蛇を退治したタックサン』 / キムドン出版社(NXB Kim Dong)『ホーホアンキエムの起こり』、グエン•フン•ラン(Nguyen Hung Lan)(イラストレーター)『あの世へ行ったトゥー・フォン』 / テヅカリョウコ(イラストレーター)『雨を降らせたチャン・コン』

ベトナムのむかしばなし