ベトナム人経営者の 気質/第25回/モダントレードの浸透で/経営者の気質に変化が

市場の大部分がパパママショップ

現在ベトナムは経済成長を続けているとはいえ、未だ流通の中心を占めているのは家族経営型商店です。コンビニエンスストアや大型のショッピングモールなど、モダントレードの動きが活発に見られるように成って来たのは此処数年の事で、これも未だ都市部を中心とした動きに過ぎません。   現在でも市場の大部分で主役を務めているのは、昭和40年代から50年代に掛けて日本でも流通の中心部分を占めていたパパママショップです。今後、歳月を掛けて都市部から地方エリアへとモダントレードは浸透して行く事は間違い有りませんが、こうしたモダントレードの浸透に伴って、ベトナム人経営者の気質にも変化が出て来る事が予想されます。

マニュアル化することで慣習に

モダントレードの浸透を、一般的に所得の上昇を象徴する事のように使用される場合が多いですが、要するに近代化の顕れです。こういった近代化による市場構造の再構築の流れの中で、旧態然としたトラディショナルトレードは変化を余儀なくされるか自然淘汰され、それを経営する経営者の気質にも大きな変化を促します。   クライアントと成る大衆の要求に対してアンテナを張り、敏感に成り、企業競争力を身に付ける為にクオリティーの向上を図り、クライアントの満足度を高める為のサービスが開発され、さらにそれが統一化されてマニュアル化される事によって慣習として成文化されます。   現在のパパママショップに代表されるベトナム式家族経営型商店を想像する事が出来れば、現時点で大部分を占めているベトナム人経営者の縮図として、その気質を想像する事も出来るのではないでしょうか。
河原 光伯 かわはら みつのり 15年間会社員を務めた後、中東・ヨルダンにてJICA事業に従事。AGSホーチミン事務所で営業・労務・ビジネスマッチング担当。 http://ags-vn.com
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