2013.08.24

鉄ちゃん・鉄子はダラットを目指せ!

DalatPress
鉄道路線がないのに、鉄道関連のスポットが多いダラットで、新旧含め「鉄的」見所を探してみた。日本での鉄道の楽しみ方とはちょっと違う、ダラットならではの鉄道で「鉄」度に磨きをかけてはいかが。
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レトロ駅舎から出発するミニ鉄道日帰りの旅

ダラット―チャイマット観光列車 Tau Du Lich Da Lat – Trai Mat ダラット駅からは毎日数本の観光列車が走る。玩具のようなかわいい列車で隣町のチャイマットまで行き、30分後の戻り列車に乗るのが一般的な楽しみ方だ。 チャイマットでの30分間の停車中に、極彩色の「リンフオック(Linh Phuoc)寺」の見学を。ほとんどの乗客がこの寺に行くので着いて行けば迷わない。乗り遅れに気をつけて。 TraiMat001TraiMat002チャイマットまでは片道30分で、30分間停車後、折り返す。ただし、20人以上乗客が集まらないと出発しない。始発はキャンセルになることが多い
ダラット駅/Ga Da Lat 住所:1 Quang Trung St., Da Lat 電話:(063) 383 4409 ダラット出発:7:45、9:50、11:55、14:00、16:05

古い貨車で味わうハンバーガーは、旅の味がする

ダラ ットトレインヴィラ&カフェ Dalat Train Villa & Cafe 鉄ちゃんが高じたオーナーが貨車を買ってしまった、というカフェ。隣接のホテル内にも、たくさんの鉄道写真が飾られている。 貨車はフランス製で、ベトナム国内に打ち捨てられていたものを運び、カフェ用に改装した。車輪のあたりに漂うアンティーク感が、乗り鉄の郷愁を誘う。フレンチコロニアル建築を眺めながらのティータイムは格別だ。 TrainCafe003TrainCafe004ダラットでは珍しい本格的な味の「ブルーチーズバーガー/Blue Cheese Burger」(15万9000VND/約760円)。室料は、2名1室利用で1泊178万5000VND(約8500円)~。朝食込み
ダラ ットトレインヴィラ&カフェ/Dalat Train Villa & Cafe 住所:Vila 3, 1 Quang Trung St., Da Lat 電話:(063) 381 6365 営業時間:8:00~22:00 (L.O.21:30) Website:http://www.dalattrainvilla.com

乗り鉄注目! 愛の谷の列車はひと味違う

愛の谷「列車」 Love Valley Train カップル御用達の観光公園「愛の谷」に登場した列車に注目。線路がなかろうがタイヤがついていようが、スタッフ全員が「列車」と言って譲らない乗り物は、全長4kmの園内を1時間かけて周遊する。某地下鉄だってタイヤだから、これも立派な列車に違いない。 LoveValley001LoveValley002料金は、3万VND(約140円)。身長が120cm以下の子どもは無料。「列車」は乗客が集まれば出発。比較的頻繁に運行する
ダラット愛の谷観光社/Dalat Love Valley Tourism 住所:7 Mai Anh Dao St., Da Lat 電話:(063) 382 1448 営業時間:7:30 ~ 17:00 休日:日曜

廃墟萌えにも鉄道好きにもおすすめ

廃駅 Nha Ga Tau Hoang レールはもうないが、今でもファンラン(Phan Rang)までの線路跡は残っており、トンネルや古い駅舎を見ることができる。ダラット中心部から車で30分ほどの所には廃駅があり、内部には当時の暖炉跡も。その先のカウダット(Cau Dat)の駅舎は、住居として使われている。 Haieki001Haieki002趣きある雰囲気だが、屋根などが崩れかけており、安全とはいえない状況。外から見たり、撮影したりするに留めておいた方がよさそうだ
廃駅/Nha Ga Tau Hoang 住所:Da Tho Village, Xuan Tho Commune, Da Lat(緯度11.9272/経度108.5329)

COLUMN:ダラット鉄道ペディア

1940年代に線路が破壊されるまでは、ファンラン―ダラット間に鉄道が通じていた。コグ(Cog)とよばれる歯車をレール中央を通る溝にかみ合わせ、坂道を滑り落ちないように支えながら上る方式で蒸気機関車が、走っていたという。駅に安置してある蒸気機関車の下を覗くと、名残の歯車を見ることができる。