2013.06.04

No.030 写真の交流/Etienne Bossot

1 東南アジア、とくにベトナムで写真を始めた僕が、最も興味を抱いてフォーカスするのは人びとだ。このエリアの魅力は彼らだからだ。人びとの表情や笑顔や優しさが愛しくて、それらを写真に収めたかった。 最近はまっているのは、小さなコミュニティに分け入って、言葉と写真で人びとと交流することだ。そのおかげでこの国の特徴や文化を発見することができた。 今ではどの国を訪れても、写真のおかげで人びとと一緒に神聖な場所や親密な空間に入れるようになった。ただの旅人だったらできないことだ。 人びとの写真を撮るのは、風景写真よりも楽しい。それはきっと僕が暮らす東南アジアという“遊び場”のおかげだろう。 2 3
写真・文/エティエンヌ・ボソ フランス人フリーカメラマン。ホイアン在住。東南アジアで商業および結婚写真を手がけるほか、写真ツアーを主催。上質な印画紙にこだわった写真ギャラリー(42 Phan Boi Chau St., Hoi An)経営。 www.etiennebossot.com
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