【ハノイ通信】お洒落系VS.灼熱系。/高級ブンチャーはいかが?

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焼いた豚肉とつくねなどが入ったタレに、米の押し出し麺ブン(Bun)をひたして食べる「ブンチャー/ Bun Cha」。高級ブンチャーには2大潮流がある。凝った盛り付けの「お洒落系」と、熱々鉄板でサーブする「灼熱系」、あなたならどっち?
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メトロポールで味わうことに意味がある

スパイシズガーデン Spices Garden 味のこだわりをたずねると、「ブンチャーは、ベトナム北部の伝統料理。親しみやすい庶民の味であることが大切」と料理人。特別なことはせず、忠実に伝統の味を守り続けているのだそう。豚肉とつくねは炭火で焼き、ジューシーで上品な仕上がりに。網に盛ったり串刺したりすることで、高級ホテルにいながらローカルな雰囲気を楽しめる。ベトナムを訪れる人に、伝統を伝えたいという心遣いの表れだ。 女性でも無理なく食べられるボリュームの「ブンチャー」(49万5000VND/約2310円++)。料金は、税・サービス料別途
住所: 1F, Sofitel Metropole Hanoi, 56 Ly Thai To St., Hoan Kiem Dist. 電話: (04) 3826 6919 営業時間: 11:30 ~14:00 / 18:30~22:00 (L.O.21:30)

古典的だけどお洒落感が抜群

チンムオイサウ 96 香ばしく炭焼きされた豚肉とつくねが、麺や香草と共にのせられているのは、ベトナムの民芸品のザル。付けダレに入れられた飾り切りの野菜が、華やかな色味を添える。 旧市街のど真ん中に建ち、内装はベトナムの伝統様式。かつて市場だった目の前の道には、今でも多くの天秤棒に野菜を山積みにした物売りが通る。テラス席に腰をすえ、伝統の味を楽しみながら、旧市街のざわめきに身を投じたい。 「ブンチャー」(10万6000VND/約500円)。どの料理も盛り付けにひと工夫あり、目で見ても楽しめるよう仕上がっている
住所: 34 Gia Ngu St., Hoan Kiem Dist.,Hanoi 電話: (04) 3935 2396 営業時間: 9:00 ~ 23:00 (L.O.22:30)

あっちもこっちもジュウジュウ灼熱!

ル・ボン Le Bon

ローカルカフェに集う地元客のお目当ては、鉄板に盛られた熱々ブンチャー。オーブンで焼き上げたジューシーな豚肉の下には、もやしとニラがたっぷり。甘ダレで濃い目に味付けされた豚肉が胃袋を満たし、つくねはもはや必要なし! 「ブンチャー」(14万8000VND/約690円)。風通りが良いテラス席で、優雅な雰囲気とのギャップを楽しむのも良し

住所: 1 Pham Ngu Lao St., Hoan Kiem Dist. 電話: (04) 3933 5811 営業時間: 6:00 ~22:30 (L.O.21:00)

鉄板系熱々ブンチャーの超有名店

ジャスパス Jaspas ジュワジュワと、火傷しそうなほど油を飛ばしながら運ばれてくる鉄板。つくねは付かず、豚肉だけの一本勝負だ。タレに漬け込み柔らかく焼き上げた肉を、たっぷり肉汁を吸い取ったネギやモヤシと一緒にほおばろう。 「ブンチャー」(16万5000VND/約770円+)。ボリュームの多さで知られる店だけあり、ブンチャーもなかなかの量。税別
住所: 4F, Hanoi Towers, 49 Hai Ba Trung St., Hoan Kiem Dist. 電話: (04) 3934 8325 営業時間:6:30 ~ 24:00 (L.O.23:45) http://alfrescosgroup.com

COLUMN : なぜ朝、ブンチャーを食べないのか?

ブンチャー屋台のほとんどは昼からの営業。理由を尋ねると、「朝から肉は食べない」とのこと。しかし、豚肉を使った朝ごはんはけっこうあるのだが。一方、タインホア( Thanh Hoa)省のサムソン(Sam Son)ビーチの名物朝ごはんはブンチャー。ハノイからの観光客は、こぞって朝から食べていたりする。