関西女子のベトナム美容ガイド/南国べっぴん塾/第1回: 化粧品

日本に頻繁に帰れない方によく聞かれるのが、「化粧品はどこで購入されてますか?」。まぁほぼ日本語表記はないし、大きいデパートの化粧品売り場で、これはどういう効果があるん? と聞いても、「白くなる」の一言。別のを見せて「これは?」と聞くと、「白くなる」「じゃあ何が違うねん」「値段が高いほうが早く白くなる」とまだまだこんなレベルで、信用度も定かではないのです。 まぁ、絶対この商品がその人に効くなんて断定できません。こういう成分が入って肌にいいだのは言えますが、一概に「このブランドなら間違いない」なんてないと思います。日本のエステサロンで働いていたとき、ぶっちゃけ言うと私はもともと地が白く、美白商品では稼がせていただいたので、あまり強くは言えませんが 笑 購入いただく前にいつも話していたのが、「これを塗っただけで白くなるなんてことはないですよ。年齢、睡眠不足、ストレス、紫外線などによって肌も変わります。より良くするのも悪くするのもお客様次第です」。まぁこんな言い方してたもんで、「何でもええからとりあえず良くなるって言っとけ!」てな感じの考えの店長とは考えの相違を繰り返し、毎日バトルの末になぜかベトナムにたどり着いた私ですが、結論は自分で色々試すしかない、ということです。 人によって美容にかけられるお金は違います。サロンでも、「食費削ってまで買わんでくださいね」と。美容とは悪くいえば娯楽品に近い。ご飯は食べなあかんし、住む場所も衣服もいるけど、化粧しなくても死にはしません。でも、ふとした瞬間にネイルを見て、女してるなぁーと思うとか、好きな人にキレイと思われたいとか、メイクが上手くいっただけで元気になれたりとか、全てを通じて活力になるもの。しかし、ここはベトナム。紫外線量は日本のおよそ3倍と言われます。私も日本と同じようにケアしていたら、あっちゅうまにしみがえらいことになってしまった苦い思い出があります。 その中で何に時間・お金を費やすか。そういうの考えてる時間って女だけの特権やし、意外と楽しかったりしませんか?
こだま スパマネージャー。エステティシャンとして日本で4年勤務した後、 2010 年にホーチミン市に移住。ベトナムの美容事情を関西弁でゆるく紹介。
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