雨への備えはどうしていますか？

四季のあるハノイだが、ガイドブックには、５～９月は雨季と書かれることも。そんな季節、旅人たちは雨に備えてどのような準備をしてきたのか、訊いてみました。

①氏名(年齢)②出身③職業④日程（複数の場合は順に左から）

①伊藤紀子（52）／佳宏（53）②兵庫③ピアノ教師／会社役員④６日間 「日焼け防止のために、日傘兼用の折りたたみ雨傘を持ってきました」（紀子さん）。「旅先では、少々の雨なら傘を差しません。すごく降りそうになったら、その場で購入するつもりです」（佳宏さん）

①田中龍子（34）／景山聡子（32）／瓜生記代（35）／北川裕子（36）②静岡／愛知／愛知／愛知③自営業／会社員／会社員／自営業④５日間 「日差しが強いかと思い、日傘兼用の雨傘を選びました」（瓜生さん）。「みんな、折りたたみの傘や雨合羽を日本から持参しています。カッと照りつける太陽と夕方のスコール、といったイメージをハノイに持っていましたが、どちらかというと日本の梅雨に近いですね」（北川さん）

①杉江明子（30）②京都③会社員④６日間 「日本で買った、折りたたみ傘を持ってきました。駅でよく売られている500円のものです。とても軽いし、この値段なら、失くしたり壊れたりしても気落ちしないで済みます」

①小林秀史（31）②埼玉③会社員④３日間 「駐在先である中国の天津から、ハノイへ遊びに来ました。こちらは湿度が高くて参ります。天気予報が雨だったので中国から傘を持参し、濡れてもよいようにビーチサンダルを履いてきたものの、今のところ雨の気配なし。なので傘はホテルに置きっぱなしです」

今月の一句

温帯性 気候のハノイに スコールなし

編集部より ベトナムの雨季といえば、快晴だったのに突然のスコール、といったイメージを持っている人が多いようです。だから傘は無用、という旅人もいるかと思いきや、お話をうかがった方々は、雨具を持参された方がほとんどでした。ちなみに、熱帯雨林気候のホーチミン市と異なり、ハノイは温帯夏雨気候。雨季といっても日本の梅雨のような、じとじと降り続く雨も珍しくありません。