| 朝から晩まで1日遊びつくすカントー大図鑑
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                   |  普段ならそんなに早起きしない人も、カントーを訪れたら朝の5、6時には起きて出かけるのがお決まり。ベトナム南部・メコン川流域の街ならではの水上マーケットはそんな価値のある、絶対訪れてほしいスポットだ。 |  | 
              
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|  |  | ぎゅうぎゅうにひしめき合う大型船には積めるだけの野菜や果物が。かぼちゃ、じゃがいも、にんじん、キャベツ、にんにくなど、ひと目で何を売っているかわかるように竿につるしている |  | 
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				| エネルギッシュな川の生活をのぞきに行こう水上マーケット
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                   |  ベトナム南部を流れる最大の川・メコン(Mekong)川。その川と共に生きるカントーの人々の生活を支えているのが水上マーケットだ。カントの1番の見所をまずはおさえよう。 |  | 
			  
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|  |  | 大きな船から小さな船に品物を卸し、さらにそれを川沿いの市場に卸すなどして、人々の手に渡り渡っていく。カメラを向けると、ちょっと恥ずかしそうに皆が微笑み返してくれた |  | 
			  
	
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                   |  早朝5時、眠い目をこすりながら顔を上げると、ミルクコーヒー色のカントー川が果てしなく広がっている。船はメコンデルタ最大の水上マーケット、カイラン(Cai Rang)水上マーケットを目指す。カイランはカントー市内の船着き場からボートで30分ほどの距離で、ツアー船もよく訪れる。長い竿に扱う果物や野菜を掲げた大型の船が停泊し、品物を売り買いしている姿が見られるが、全ての船が毎日商売のためにここを訪れているというわけではない。「いつ家に帰るかなんてわからないよ。全部売ったら帰って、また仕入れてここに戻ってくるのさ」そう笑って話すココナッツ売りの夫婦は、数日間船の上で生活するという。ハンモックに揺られながら客を待つ彼らの生活は、川の流れのようにゆるやかだ。
 カイランからさらに40分ほど船を進めると、小さな手漕ぎボートが行き交うフォンディエン(Phong Dien)水上マーケットにたどり着く。カイランと比べて小規模で、大型船はあまり見られないものの、カイランで卸されたジャックフルーツやオレンジ、ライム、さらにフォンディエンで特に多く売られているココナッツなどを小船いっぱいに積み、小売りしている姿が見られる穴場だ。また、船の上の人々の食を支える屋台船も多く停泊していて、彼らの生活感を間近に肌で感じることができる。
 ぜひこの2つの水上マーケットを訪れ、商売をしながらもおだやかな微笑みを忘れない自然体のカントーの人々に会いにいってみよう。
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|  |  | ココナッツ売りの夫婦が売るココナッツは大ぶりで両手で持ってもずっしりと重く、とても甘い |  | 
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|  |  | 大きな船から小さな船に品物を卸し、さらにそれを川沿いの市場に卸すなどして、人々の手に渡り渡っていく。カメラを向けると、ちょっと恥ずかしそうに皆が微笑み返してくれた |  | 
		  
              
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 ヴィクトリアカントー
 1泊2日
 (2009年01月号 | 2009年2月12日 木曜日   13:06 JST更新) |