父の生まれ故郷がベトナム北部だったので、ちょっと見てみようか、くらいの軽い気持ちで最初は来たんです。それが10年も住むことになろうとは(笑)。街のあちこちに点在する湖や公園、迷宮のような旧市街、フランス風の建物が立ち並ぶチャンフー(Tran Phu)通りなどがハノイの魅力ですね。 ハノイへ来てから、私のデザインはかなり変わりました。オレンジや赤などの暖色系を多く用いるようになりました。また、いつのまにかフランス的なものとベトナム的なものを無意識に組み合わせていたんです。ハノイの伝統工芸品に用いられるような花模様を、フランス風のシンプルな線で表現したりね。 私はフランスで生まれ育ったので、フランス文化こそが自身の文化だと思っていました。でもハノイで生活するうち、自分の中にベトナム的なものを発見し、かつて以上に、自分にフランスとベトナム両方の血が通っているのだと感じています。
アンヌ・マイ・パデレック・グエン・ティー デザイナー 1975年、フランス人の母親とタイビン(Thai Binh)省生まれのベトナム人の父親のもと、フランスのレンヌ(Rennes)に生まれる。1998年初来越。現在はスペインやオーストラリア出身のデザイナーたちと共同で、服や雑貨の店「ブティック/Boutique」で自らデザインした雑貨類を扱うほか、フランスへも卸している。
アンヌ・マイさんデザインのヌイグルミたち(5US$〜)。少数民族の織物なども使っているが、色遣いのセンスはフランス的
こちらの子供用ブランケット(60US$)やバッグ(16US$)もアンヌ・マイさんのデザイン。彼女の優しい雰囲気がただよう
ハノイにはフランスを感じさせるショップが多い。ブティック「ソン/Song」のデザイナーもフランス人。ナチュラル&フェミニンなデザインは、まさにフレンチアジア
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スケッチトラベルで行く! 半日市内観光 プチパリハノイ ソフィテルメトロポールハノイで過ごす 1泊2日プラン
(2008年11月号 | 2008年11月28日 金曜日 17:44 JST更新)
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