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究極の市内観光 in HCMC


	この博物館には、ベトコンが使用した手作り武器が多く展示されています。特に、裏手にある「手作り武器展示室/Phong Vu Khi Tu Tao」は必見ですよ。

ゲリラ戦に使われた手作り武器＆兵器の宝庫

南部東地区武器博物館/Bao Tang Luc Luong Vu Trang Mien Dong Nam Bo


【機雷】突起に触れると爆発するものや、銅線をつけたものなど種類が豊富		【手榴弾】サバの缶詰を使った手榴弾。輪ゴムを使ったパチンコで遠くまで飛ばした		【ピストル】自転車のパイプなどのパーツを使って作ったお手製		【奪った爆弾の再利用】上部はアメリカ軍から奪った爆弾。地面に埋め、下部の火薬に点火して発射させた。真ん中にあるのは、爆弾に火がつかないようにするための木材


【改造ロケット弾】旧ソ連の援助によるロケット弾（射程距離11km）を改造、重量が増したため射程距離は1kmと縮まったが、逆により正確に標的を狙えた		【地雷】ミルクやビールの空き缶を使って作った地雷。石と弾丸、火薬が詰められている。火薬は不発弾をノコギリで切断して取り出した		【対ヘリ爆弾】12個の手榴弾が詰められたこの爆弾は、ヘリの迎撃用		【指向性対人地雷】爆発が一定方向に向かっておこる、アメリカの地雷にヒントを得て作られた。1つの爆弾で30人中8割程度の殺傷力を持ち、相手を待ち伏せて電気で起爆させたほか、木の枝に似せて作った部分に触れると爆発するものもあった

住所：247 Hoang Van Thu St., Tan Binh Dist.
電話：(08) 8421354
開館時間：7:30～11:30 / 13:30～16:30（土日は要連絡）
入館料：無料


	ここに展示されているのは全てベトコンが実際に使用した武器です。北からの物資は3割ほどしか届かなかったため、時間も装備もなかったベトコンは、頭と身体を使うことでアメリカの最新兵器に対抗しました。ジャングルに地雷などの武器を埋めたり、敵から奪った武器を再利用したり。特に火薬に信管を埋める作業は危険だったため、壁に穴を開けてそこに手を入れて作業しました。万一、爆発しても両手は失いますが、命だけは守られるからです。　ところで、この博物館を訪れるのはアメリカ人が最も多いとか。当時、ベトコンが一体どんな武器で自分たちと戦っていたのかを知るために訪れるそうですよ。

（2008年10月号 | 2008年10月28日火曜日 15:04 JST更新）

ベトナムスケッチ編集部
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