酒は百薬の長。薬膳酒で癒される
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酒を蒸留するのに使う臼のような独特の道具 |
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(左)薬草が生えている場所は秘密とのこと。同行取材は拒否された(右)酒に漬け込む薬草を刻む |
ベトナム人に人気のサパ土産といえば、なんといっても薬膳酒だ。サパにはさまざまな種類の薬膳酒が売られているが、その多くは山岳民族の女性たちの手作り。そこで、薬膳酒を作っている女性に仕事を見せてもらうために、赤ザオ族の村、シンチャイB村を訪れた。
まず、モチ米を炊き、さましてから麹とまぜ、カメに入れて寝かす。1週間ほどたったら大鍋で煮て、専用の道具を使い蒸留する。そうして作った酒に薬草を加え、さらに1週間から数ヶ月寝かせるとできあがり。薬草をしっかり乾燥させてから使用すれば、薬膳酒は長期間保存できる。入れる薬草によって異なるが、色は茶褐色が多く、苦味があって脂っこい料理にぴったり。また少量を毎日飲み続けるのが、からだには良いそうだ。 |