| 旧市街を彩った華人 旧市街に現存する旧家のほとんどは18世紀以降に建てられたもので、日本人街衰退後に栄えた華人たちの影響を受けたものが多い。もともと来遠橋以東のチャンフー通り周辺は、福建省など中国南部からやってきた中国人街として発展し、通りにはその出身地別に多くの中華寺が建てられた。これらの寺は、今も人々の厚い信仰を集めている。 | 
                  
                    | ■福建会館 Hoi Quan Phuc Kien  旧市街にある中華寺の中で、もっとも規模が大きく、古い歴史を持つ。もともとは1697年にベトナムの寺として建てられたものだったが、1792年に福建会館とされた。 住所:46 Tran Phu St. [写真](上)内部には中華街に必須の天后聖母が奉られている
 (下)華麗な装飾が施された門は1900年に建てられたもの
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                    | ■潮州会館 Hoi Quan Trieu Chau  1752年創建。1887年に再建された、中国広東省の潮州出身者のための寺とされている。 住所:157 Nguyen Duy Hieu St. [写真](左)石材の産出地として有名な潮州だけに、寺の柱などに石柱が多く使われている。柱や彫刻などの建材はすべて潮州から取り寄せたものとか
 (右)旧市街の中華寺の中で、もっとも華麗な装飾が施されている。また小屋組自体も、梁を木材と石材を組み合わせた飾り梁を使うなど、他の寺とは違った趣が見られる
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				     | ■中華会館 Hoi Quan Ngu Bang   1773年に創建されたホイアンに住む華人全体のための施設。当初は商工会議所のような役割を果たしていたとされ、1928年に再建、辛亥革命の後、華人全体のための会館となった。 住所:64 Tran Phu St. [写真]寺のあちらこちらになされている、細やかな装飾は必見
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				    | ■廣肇会館 Hoi Quan Quang Trieu  1796年に建てられた、広東省出身の華人のための寺。1884年に再建されている。 住所:176 Tran Phu St. | 
				  
				   | ■海南会館 Hoi Quan Hai Nam  1851年に起こった、ベトナム軍兵士による海南島からの108人の貿易商人殺害事件を偲び、1883年に建てられた。建物自体は1892年に再建。 住所:10 Tran Phu St. | 
					
					| ■関公廟 Mieu Quan Cong  中華街に欠かせない商売繁盛の神様・関公。1653年に創建され、1827年に現在の規模となった。境内には関公のほか、赤兎馬など関公にまつわる像なども奉られている。 住所:24 Tran Phu St. | 
				  
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 (2008年5月号 | 2008年5月26日 月曜日   10:28 JST更新) |