中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、そしてベトナム。延長4000キロを誇る、東南アジア最長の河川であるメコン河は、ベトナム南部メコンデルタを幾つもの支流に分かれ、南シナ海に注いでいる。この地域の雨季は5月〜11月。極端に雨が減る乾季には、一帯の動植物の命を支える重要な水源となり、昔も今も人々の生活に欠かすことのできない存在として、この河は親しまれている。今回訪れた流域の町、ミトー(ティンヤン省)、カイベー(ティンヤン省)、カントー(カントー省)は、それぞれ、ホーチミン市よりバスまたはレンタル車での移動が主。ミトーへは約2時間、カイベーへは約2時間30分、カントーへは約5時間の道のり。カントー以外は気軽に日帰りでも行くことができる。
この町に来たなら寄りたい特選見どころ ミトー
肥沃なメコンデルタには、ダクサン(特産)がいっぱい。ダイナミックな盛り付けのエレファントフィッシュの揚げ物(Ca Tai Tuong Chien)、プクーッと膨れる瞬間が楽しいグレートボール(Xoi Chien Phong)、そしてよくばり具だくさんの米麺フーティウ(Hu Tiu)は、ミトーを訪れたらぜひ食べておきたい3大名物。
店名:Trung Luong Restaurant 住所:Trung Luong Junction, National Highway, My Tho Tel :(073)855754
カイベー
カイベーのあるティンヤン省には、フランス統治時代に建てられたままの家が400軒以上も残っている。その中で、気軽に立ち寄ることのできる家は、カイベー周辺に3軒。ポーチに咲く花も美しく手入れされているドゥック(Duc)さん宅、苔むした外壁がなんとも言えない趣きのマン(Man)さん宅、JICAなど日本の研究団体の協力により1年をかけて修復されたキエット(Kiet)さん宅。どの家も、突然の来客を人なつっこい笑顔で迎え入れてくれるので、気軽に訪れてみよう。
カントー
川との暮らしに船は欠かせない。昔ながらの木造船は、カントーが一番の生産地。長さ4.5メートル、9枚の板を貼り合わせた形が最も多用され、板を貼る際に使われる釘もすべて木片で作られているのが特徴だ。耐久年数は約20年。おおよそ年に2回の整備が必要だが、それを繰り返し大切に使われる。水上マーケットの対岸に、小舟を手作りする小さな工場が並んでいるので、近くに寄ったら目を向けてみよう。真剣な目で船を品定めする人々の姿が見られるかもしれない。
<Bonsai RIVER CRUISE> ・ディナークルーズ(毎日運航) 19:30出航(19:00乗船開始)→22:00帰航 ・ブランチクルーズ(土日運航) 12:00出航(11:00乗船開始)→14:00帰航 ※乗・下船地 :盆栽センター 1017 Binh Quoi St., Binh Thanh Dist. HCMC 問合わせ:Bonsai Floating Conference Tel:(08) 9105560
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スケッチトラベルで行く クルージングの旅
(2005年1月15日 水曜日 11:04更新)
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