Flowered H'mong
花モン族
中国からやってきた
美しき山の民
豪華絢爛! ベトナム一の
カラフル衣装にくぎ付け!
「こんな服でホントに生活してるの?」と、驚かずにはいられない超カラフルな民族衣装。Flowered H'mong(花モン)族は、黒モン、赤モン、白モン、緑(青)モンと、大きく分けて5つのグループからなるモン族の1グループで、18世紀に中国南部から渡ってきた山岳民族。サパ周辺というよりは、Bac HaやCoc Ly周辺に住んでいて、焼畑農業を行う遊牧民だ。少数民族の中には、一目で区別が難しいものが多い中、モン族は言語や習慣、衣装が明確に分かれているので見分けは簡単。特にこの花モン族の衣装は、襟元から右脇へと流れる刺繍が特徴で、しかも問答無用にとにかく派手。彼らの中で「幸せを呼ぶ色」として好まれる赤やピンクを基調に、黄、青、緑と、ベトナム少数民族の中でも最もカラフルな衣装と言われている。特にスカーフ、ブラウス、スカート(1kg程もあり重い!) 、エプロンなどの、ありとあらゆるパーツに施された緻密な刺繍やパッチワークはため息もの。Bac HaやCoc Lyのマーケットには、そんな花モン族がどっと押しかけるので、周囲はまさに色・色・色の大洪水。思わず目がチカチカすること請け合いだ。
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刺繍は花や蝶、ブドウなど、美しい自然をモチーフとしたものが多い。無数の色で描かれるラインはライステラス(棚田)を表していると言われており、ブラウス一着分の刺繍を施す為に最低2週間から1ヶ月はかかる |
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衣装は高価で大切なものと考えられ、男性が女性へ求婚する時、華麗に装飾された衣装を一式プレゼントするのが習わし |
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