|Chau Doc≫Phnom Penh≫Siem Reap≫Angkor
ヴィクトリアチャウドックホテルから臨むメコンの朝。河を渡る船の音が金色の水面から伝わってくる
旅のはじまり
イントロダクション
国境貿易にいそしむ中華系、多数派のキン族(ベトナム人)、モスリムのチャム人、いわゆるカンボジア人であるクメール人などの民族が暮らすのがチャウドック。彼らの営みが国境の街らしいざわめきを作り出している。市場を冷やかし、渡し船に乗り、カフェでコーヒーを飲む。そんなことをしているうちにこの街に少しなじんできた気がする。でも、他のベトナムの街と違う空気を感じるのは、別の国がすぐそこにあるからだろうか。あの人は何人だろう?この人は?などと考えながら歩く。身近に国境というものを感じたことがない日本人の私には、そんなことがとても気になって仕方ない。
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