<ベトナムギネスブックガイド>
ベトナムで最も多くの色砂を発見した人
イー・ラン [Y Lan] (49)
イー・ランさんの砂絵は、カラベルホテルやレジェンドホテルなどで販売されている。弟子による作品は20色まで。それ以上の色を使ったものは、彼女自身の手によるもの。
きっかけは、偶然見かけた海岸の砂
以前は料理人兼メイクアップアーティストだったイー・ランさん。夫の実家のファンティエットへ行った時、ビーチできれいな砂を見つけた。それをグラスの中に入れると美しかったことから、この砂絵のアイデアが生まれたそう。
自然の砂で作る立体砂絵
最初は3種類の砂だけを使っていたが、5色、7色と増え、2004年末には33色をつかうようになり『Vietnam Record Books』に登場。今では全国の山、川、海、池から集めた50色の砂を使い分け、よりディテールの細かい作品を手掛けている。
彼女は、先を細く尖らせたスプーン1本で砂をケースに流し込み、作品を作っていく。試行錯誤を重ねて作り上げたこの技術。今では40人ほどの弟子がおり、中には独立した人も。シンプルな絵から故ホーチミン主席の肖像画まで、手掛ける絵は様々。技術の習得にはコツと時間が必要なため、コピー商品も出回ることがないとか。 |