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Thanh Long/Pitaya(Dragon Fruit)
学名/Hylocereus Undatus(サボテン科)
市場価格/1万ドン(約70円)/kg
正式にはPitaya(ピタヤ)という名前のこの果物。しかし、くねくねとのびる茎と、その先に付いた赤い実を龍の目に見立て、ドラゴンフルーツと呼ばれている。ベトナム中南部のPhan Thietなど、降水量の少ない乾燥した地域で獲れるサボテンの一種で、南メキシコ原産。ぎっしり詰まった白い果肉をまるごとほおばると、薄いキウィのようなさっぱり味。種はそのまま食べてしまおう。豊富なたんぱく質と水分、その他ビタミン&ミネラルもたっぷりの低カロリー果実。食欲増進、コレストロールの低下、皮膚の黒ずみを防ぐなど、健康にも強い味方。 |
Xoai/Mango
学名/Mangifera Indica(ウルシ科)
市場価格/2万5000ドン(約175円)/kg
トロピカルフルーツといえば、まずその名があがるマンゴー。黄色く熟したとろけるような食感は、その濃厚な甘さと共に、ねっとりと絡みつく大気に満ちた熱帯の雰囲気を思い出させる。日本では「完熟」したものが一般的だけど、ベトナムでは熟していない青いものをスライスし、サラダとして食べることも。また、豊かな実りを象徴する果物でもあり、ベトナムのお正月「テト」の時には、供え物として飾りつけられ、「もっとお金が入ってきますように」との願いがかけられる。 |
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| Buoi/Pomelo
学名 /Citrus Maxima(ミカン科)
市場価格 /2万ドン(約140円)/個
ミカンの仲間の中で、最大の実をつける「ざぼん」。ドッヂボール大ほどの巨大さで、1センチ以上ある厚い皮につつまれた果実は、甘すぎず、渋すぎずのさっぱりとした味。先祖を奉るため、テトでも飾られる。
★まめコラム★
とても手でむくことができないほどに厚〜い皮をもつざぼん。そんな皮をベトナムでは、見事な形に剥いていく。タテに切れ目を入れ、少しづつ開いた様は、まるで花のよう。道端で売っているおばちゃんたちも、頼めばむいてくれるので、その芸術的な技は、一目見ておくべし。 |