【歴史発見・その2】
時代の移り変わりと共に
二転三転してきた通りの名前たち
ホーチミン市きっての繁華街、ドン・コイ通り。しかし、ここは昔からドン・コイ通りだったわけじゃないんです。フランス統治時代には、ナポレオン時代の将軍の名前を取って「カティナ通り」と呼ばれていました。南ベトナム時代には、それが「トゥ・ヨー(自由)通り」と改名。現在の名前になったのは、南北ベトナムが統一された1975年以降のこと。
実はこのような例は、数え切れないほどあります。下の名前は、有名な通りの旧名。今の通り名を当ててください。答は次ページ下に。
@National通り(サイゴン川から北西に長く伸びている通り)
ALe Loi通り(今のレ・ロイ通りの近くです)
BNapoleon通り(一時Bach Dang通りと呼ばれたことも)
CDixmude通り(旅行者が集まる賑やかなエリア)
DDon Dat通り(在住外国人向けの店が並んでいます)
通り名だけでなく、ホテルの名前も時代によって変わりました。例えばカラベルホテルはドック・ラップホテル、マジェスティックホテルは、クーロンホテルと呼ばれていた時期があります。またグランドホテルのように、今も「ドンコイホテル」という旧名の看板が残っているところもあるんですよ。
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