見所ポイント壱★
教会なのに伽藍配置?
ファットジェム教会の最大の特徴は、建物の配置。本堂を中心に幾つもの建物が立ち並ぶ様は、まるで仏教寺院の伽藍配置のようだ。それもそのはず、「ファットジェム教会」とは全体の総称で、その中心にあるのが@本堂(Cathedral)。そしてこの本堂を取り囲む形で、A鐘の塔、B〜E小教会、F石の教会、G伝統の家(ギャラリー)が並んでいる。ちなみに教会の最奥には山を模した岩が、手前には人工の池が配されているが、これは「前水後山」という風水思想に基づくものだとか。
(写真左上) ファットジェム見学は、まず入り口にあたる「鐘の塔」からスタート。3階には仏教寺院にあるような大きな鐘があり、日に3回、正午及び朝晩のミサ前に鳴らされる。<MAPA>
(右上) 教会建築の鉄則は「縦長に作ること」。ファットジェムの本堂も同様だが、その縦長構造を支えるのは、仏教の香り漂う木の柱&56枚もの木の扉。しかも屋根は瓦葺き。<MAP@>
(下) 本堂内部は、重厚な木造建築。ベトナム北部のカトリック総本山だけあって、厳かな雰囲気が漂う。日曜のミサには1500人もの信者が集まるのだそう。<MAP@>
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