| 日本語で店名をつけたショップのオーナーさんに訊きましたどうして日本語なの?
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				| ジャパンスタイルの最先端を目指してお兄系/ONIE KEI[ブティック]
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                   | 「うちは『原宿系』よりフォーマルな、日本の『お兄(にい)系』の服を扱っているので、この名前にしました。日本語はわからないけれど、日本のファッションが大好きです」と語るフオンさん。本誌2007年10月号p.30〜31でベトナムの「原宿系」は、日本の先鋭的なファッション全般を指すと紹介したが、「お兄系」についても、男性セレブやホストの影響の強い、ゴージャス&ワイルドなファッションをさす日本とは、解釈が少々異なるようだ。 | 
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|  |  | オーナーのホアン・トゥ・フオン(Hoang Thu Phuong)さん(23歳/右から2番目) |  | 
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				| 他とは違った食堂にしたくていちばん/ichi-Ban[食堂]
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                   | フエンさんいわく、「うちは大皿からみんなで取り分けるベトナム式ではなく、1人分を1皿に盛る日本式食堂なんです」とのこと。日本語で店名をつけるために、知人のツテをたどり、日本語のわかる人を探したそうだ。 | 
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|  |  | オーナーのグエン・タイン・フエン(Nguyen Thanh Huyen)さん(41歳) |  | 
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				| 祖父は日本人タンポポ/Tanpopo[ギフト用品店]
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                   | 「最初から日本語の店名にするつもりで探しました。祖父が日本人で、私も日本語を習っているので。ベトナムではタンポポは、人から人へ気持ちを伝える花とされています。響きもかわいいのでこれに決めました」。 | 
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|  |  | オーナーのカイン・ゴック(Khanh Ngoc)さん(20歳) |  | 
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				| 店名から日本のイメージが見える?!オーナーアンケート集計結果
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                   | 意外とオーナー本人に、日本語知識の無い場合が多い。多くの店名候補の中から、音の響きなどでたまたま日本語の店名が選ばれるケースと、はじめから日本語の店名をつけるために、日本語のできる親族や友人に考えてもらうケースがある。中には、オーナーの知っている日本語、というだけで命名されることも。そのため、扱われている商品と店名とが、日本人から見るとちぐはぐな印象になることもあるようだ。 | 
| ※今回調査した日本語店名をもつ店舗(日本料理店、日本食材店を除く)は34店。うち、有効回答25件 ※Q.4、Q.5は複数回答可
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                   | アンケート結果を見ると、日本を意識した商品を扱う店も相当数あるが、そうでない店の方が多い。しかもそのほとんどは、日本語での店名に特別な意味をこめていない。しかし、ほぼすべてのオーナーが日本に対してきわめて肯定的なイメージを持っており、そのことが日本語で店名つける大きな理由になっていると考えられる。また、日本語店名を持つのは、ファッション関連が圧倒的。ベトナム人にとって、日本はファッション先進国というイメージが強いといえそうだ。 | 
                  
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