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宮廷古典劇「トゥオン/Tuong」が、旧市街ハンザ市場前のホンハー劇場で定期的に上演されることになった。水上人形劇のタンロン劇場、大衆古典劇のハノイチェオ劇場にならぶ、ベトナム伝統文化をライブで楽しめる新しい文化スポットの登場だ。 - 豆知識 1 - 中国の京劇の影響を受け、フエの宮廷で発展したベトナムの古典劇。南部では「ハットボイ(Hat Boi)」とも呼ばれ、19世紀後半から20世紀初頭にかけて隆盛を誇った。「見得(みえ)を切る」演技や「隈取り」に似た化粧など、歌舞伎との類似点も多い。 - 豆知識 2 - 同じくベトナムの古典劇である「チェオ(Cheo)」は、いわば大衆劇。とりあげる題材も庶民の生活に根ざしたものが多い。対して宮廷で育まれたトゥオンには、宮廷内の権力闘争や戦国武将を扱った歴史ストーリーが多いのが特徴だ。 - 豆知識 3 - 上演時間が数時間に及ぶことも珍しくなく、かつては100夜連続で上演された作品もあったとか。さしずめ100回連続の大河テレビドラマといったところ。現在でも、ベトナム人向けの舞台では、2〜3時間の上演が普通におこなわれる。 - 豆知識 4 - 50年近い歴史を誇る「映像・舞台芸術大学(Truong Dai Hoc San Khau Dien Anh)」には民族歌劇学部がある。同学部にはトゥオンやチェオ、カイルオン(Cai Luong/大衆歌劇)、民族楽器を学べる学科があり、現役演者や楽器奏者のほとんどがここの卒業生。
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(2008年1月号/2008年1月10日 木曜日 10:52 JST更新) |
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