美味しいお店が無数にある食の天国、ベトナム。そこで今回は、ハノイ在住の方々に、現地お勧めのお店を紹介してもらいました。住んでいるからこそ見つけられる、各々自慢のとっておきの品々。さて、あなたはどの料理が一番お好みですか?(写真)Pho Bo
@料理のプロが選ぶ!
最近、ベトナムスパイスの研究に没頭しているというソフィテルメトロポールホテル総料理長のコルローさん。そんな彼が選んだ1品は、ベトナムを代表する米麺「フォー」。彼はフォーについてのみ書かれた本を出版するほどのフォー好きで、その本の中には80店舗ものフォー屋が紹介されている。その中でも彼の一番のお気に入りのお店というのがココ。
■お店紹介 開業14年の牛肉フォー専門店。店主が自ら研究してつくり上げたフォーは、肉の臭みが全くない、さっぱりとして澄んだスープが特徴。レモンの葉や生姜を刻んだ各種香草がさりげなく入り、シャキシャキ感たっぷりのねぎの細切りも良いアクセントとなっている。1杯1万2000ドン(約90円)。
店名:Pho Bo 住所:113 Nguyen Truong To St. 電話:0904800698 営業時間:6:00〜11:30 休業日:なし 言語:ベトナム語のみ
■名前:ディデェ・コルロー(Didier Corlou)[写真下] 1956年生まれ、フランス出身 ■職業:シェフ ■ハノイ滞在歴:15年 ■滞在予定:一生 「ハノイにフォー屋はたくさんありますが、特にこのお店は、妻と結婚する前に2人で訪れ、「本当においしいね」と話しながら食べた、思い出のお店なんです。」
A目をつぶって食べました
「スタッフに、とにかくおいしいから食べてみろと勧められて」と話してくれたのは、デウーホテルのレセプションで働く関さん。そして、彼女が食べた料理というのが、孵化寸前のウズラのゆで卵。ゆで卵と聞くと、殻をむくと白身が出てくるのが普通だが、孵化寸前のため、中には今にも動き出しそうな「ひよこ」がコンニチワ。アヒルのものはしばしば見かけるものの、ウズラは珍しい。とはいえ、味の方は「意外と普通」とのこと。小さくて食べやすいので、チャンスのある方は1度お試しを。
■お店紹介 関さんが食べた卵は、チューヴァンアン(Chu Van An)小学校の目の前の路上で売られている。卵は、市場で仕入れるのではなく、ハノイから30分ほどのドンアイン(Dong Anh)村から直接買い付けるそう。卵自体よりも、卵をつける甘酸っぱいタレが超美味。このタレはタニシを食べるときにも使われる。1個600ドン(約5円)。
店名:なし(屋台) 住所:121E Thuy Khue St. 電話:なし 営業時間:14:00〜23:00 休業日:なし 言語:ベトナム語のみ
■名前:関寛子 1977年生まれ ■職業:ホテルゲストリレーション ■ハノイ滞在歴:4ヶ月 ■滞在予定:2年 「噂で聞いて、絶対食べないと思っていたのに、ふとしたことから食べてしまい…。卵でもなく、鳥でもない、不思議な味ですが、それより「ついに食べてしまった」という衝撃が、今だに忘れられません。珍しいもの好きの方はぜひ。」
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(2006年4月号/2006年4月6日 木曜日 9:15JST更新)
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