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「綺麗な枝をもち、美しい花を咲かせるには、最低でも3年〜4年はかかる。お気に入りの桃の木は、正月が終わると買ってくれた人から買い戻すこともあるよ。」と語ってくれたディン(Dinh)さんは、桃農家の3代目。しかし、桃畑が並ぶこのニャットタン(Nhat Tan)村は、来年からアパートなどの住宅を建てるために、ほとんどの農家が立ち退きになるという。 ディンさんの畑で育った一番大きなものは樹齢約30年。彼が仕事をはじめてからとほぼ同じ年月を過ごしている。桃の枝ぶりには、龍が登る姿や親子の姿など、それぞれ意味や名前が付けられていて、それを思い通りの形にするには、代々受け継がれてきた技術が不可欠だ。また、それに加えて気候や木の病気を学ぶことも大切だという。 ディンさんは雨の日も風の日も、毎日ここへやってきては、まるで子供を見守るように桃の様子を見てまわる。 「ここは、自分にとって一番好きな場所なんだ。でも、ここで桃を育てるのは今年で最後。」そう少し寂しそうに話すディンさん。だが、美しさで評判の彼の最後の花は、きっと今年も変わることなく、ハノイの町を美しく飾ってくれるに違いない。 ◆ 今回訪れたタインさん、ディンさん同様に、それぞれの農家で、様々な想いを込めて育てられる「金柑」と「桃の花」。テトの象徴として親しまれ、ドンホー版画などでもよく描かれるこれらは、ベトナム人にとって他の木々よりも思い入れが深い。一年の幸せを願って飾られる、年に一度の特別な木々。もしテトにハノイを訪れるなら、街を彩るこれらの木々も、そんな物語に思いを馳せながら、ぜひ一度ゆっくり見てみてほしい。 <ディンさんの農園> これもテトの必需品! テトの時期、親戚や友人の家を訪れると、必ずといって良いほどテーブルには、急須と共に果物などを乾燥させたお茶菓子が置かれている。その代表が「オーマイ」と呼ばれる梅菓子。オーマイには甘いものからすっぱいもの、そして塩辛いものと様々な種類があり、ハノイ市内では、ドンスアン市場からほど近いハンドゥオン通りで買うことができる。この通りにあるディスプレイがかわいいお店「HONG LAM」では、オーマイを始め、約50種類のお茶菓子が揃い、どれも老若男女に大人気。色とりどりで見ているだけでも楽しいが、味見もできるので、お気に入りの味をお土産にひとついかが? 店名:HONG LAM (2005年2月16日 水曜日 14:50更新) |
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