＜第6回＞
知っていますか？　「歯のホワイトニング」

�@歯のホワイトニングの必要性
　 日常生活におけるワイン、緑茶、紅茶、コーヒー、タバコ、抗生物質等の摂取は、時間の経過と共に歯への着色の原因となります。ホワイトニングは歯を再び白く、健康な状態へと導く最も簡単な手段のひとつ。また、エナメル質（歯の表面層）への影響を心配する人も多いですが、何の影響もない事が様々な研究によって証明されています。

�Aホワイトニングの方法と料金
　 医師によるホワイトニングでは、まず歯ぐき・唇等を守るため、コットン、ワセリン、シリコンジェル等により完全にカバーし、過酸化水素ジェルを歯の表面に塗布する準備を行います（所要時間30分）。歯にジェルを塗布した後は、高性能ライトを8分間×3回当てます。例えば「クイックスマイルシステム」という商品なら、約1時間で全てが完了し、料金は175US$となっています。

�Bホワイトニングを受ける前に必要なこと
　 まずは、歯がホワイトニングに適しているか否かをチェック。その他にも前歯（上・下顎）の歯石除去と着色除去、虫歯の治療、さらに歯ぐきに炎症がある場合は、症状が緩和されるまでの待機などが必要です。

�C施術後に気をつけるべき点
　 知覚過敏反応がある場合は、鎮痛剤を飲み、施術後24時間は色のある飲食物を避けましょう。また、日頃から色の濃い飲食物や喫煙は避け、口腔衛生管理（歯磨き・定期健診等）に努めることも大切です。

�Dその他の留意点
*基本的にホワイトニングは特別に必要な場合にのみ行いましょう。
*18歳以下のお子様へはお勧めしません。
*処置の結果は人により様々ですので、思ったより効果がない場合もあります。
*自宅でのメンテナンスも半年または1年に1度は、症状に応じて必要となります。

（2006年8月号／2006年8月23日 水曜日 10:15JST更新）