■症例
ミニバンがバスと正面衝突。肋骨や足など数箇所を骨折する大怪我で近くの病院にて応急処置。身分証明書がなく本人確認に時間がかかった上、海外旅行傷害保険に未加入のため、海外移送は事故から7日後に。
■今回のドクター
Dr.雨森 明/インターナショナルSOSホーチミンクリニック
@ベトナムの医療事情 以前と比べるとベトナム国内で治療できるケースが増えています。とはいえ、大怪我や重い病気、複雑な手術等は、近隣国へ移送しなければならないケースが少なくありません。通常、バンコクかシンガポールの病院へ移送することになります。
Aベトナムでの治療費について 国際的な医療施設を利用した場合は、日本と同等、あるいは、それより高い治療費となるケースが多いです。また近隣国への移送費に関しては、ケースによって違いがありますが、医療専用機によるタイやシンガポールへの移送は、通常2〜3万ドルかかります。
B保険に加入していない場合の、病院での対応 保険加入の有無で、病院側の対応が変わることはありません。ただ、保険がない場合は、治療費は自己負担となりますので、医療施設・診療内容を選択する際に、費用のことも十分に考慮しなければなりません。
C万が一に備えて *パスポートのコピーなど、本人確認ができるものや、緊急連絡先がわかる書類を常に携帯しておきましょう。 *可能な限り、車内ではシートベルトをしめましょう。 *速やかに移送手配ができるよう、保険や移送サービスに加入しておきましょう。また、保険に加入する際は、内容 (補償項目・補償限度額等)をしっかり把握しておくことも大切です。
D帰国される雨森先生から 赴任中は、多くの方にSOSクリニックをご利用いただき、ありがとうございました。後任には、榎本小弓医師が着任いたします。ベトナム駐在の方、ご旅行中の方、怪我・事故のないよう十分ご注意いただき、楽しいベトナム滞在となることをお祈りしております。
(2006年4月号/2006年4月25日 火曜日 8:22JST更新)
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