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実は私、ベトナムの甘味チェー(Che)が大好きなので、期間限定ですが、お店を作ってしまいました。その名も「チェーカフェ Che Ca Phe」。現地のようにベトナムのチェーだけを売る専門店です。私ごとで恐縮ですが、今回はこのお店のことをレポートさせて頂きます。 ベトナムの伝統的な甘味「チェー Che」は、現地では気軽に食べられているおやつ。小さな屋台だったり、専門店だったり、学生が学校帰りに気軽に立ち寄れるようなところで売られています。そこで私が「ベトナム料理店のデザートとしてではなく、ベトナムと同じく、おやつ感覚で食べられたらいいのに」と思っていたところ、「私もそう思っていたの」と、友人からの声が。それは、以前このコーナーにも登場した、東京・西麻布のベトナム料理店「キッチン(2005年7月号)」の鈴木珠美さん、江古田にあるベトナム屋台食堂「マイマイ(2005年8月号)」の足立由美子さんの声でした。彼女たちは私がかつてベトナムで料理を勉強していた時代のベトナム料理留学仲間。時々集まっては日本でのベトナム料理事情について話をしたりしているのですが、皆チェーについては特別な思い入れがありました。そこで「ベトナムのチェーの良さを日本に広めたい」と、3人でチェー普及委員会ならぬチェーユニットを結成。たまたま空いていた足立さんのお店のスペースを借り、お店を開くことになったのです。 しかし、現地のチェーは種類が豊富ですが、限られたスペースで多くを売るのは困難。そこで3人が好きなチェーの中から、北部風を1つ、南部風を1つを決めました。南部風は様々な豆や具材が入った甘めのチェータップカム(ミックスチェー Che Thap Cam)。北部風は現在ハノイで流行中の、いろいろなフルーツを混ぜながらつぶして食べるホアクアザム(フルーツのチェー Hoa Qua Dam)。これは正式にはチェーという名前ではないのですが、日本人にわかりやすくするため、チェーと名づけています。さらに月替わりで温かいチェーも用意することになりました。 お店はトタンの壁、コンクリートの床、ベトナムから持ち帰った低いテーブルに低い椅子と、まるでベトナムの路上のチェー屋で食べているような気分になる内装。ここに座ってチェーを混ぜていると、自然とお隣さんと話しをしたり、後から来たお客さんに先に食べている人が食べ方を教えたり、席の譲り合いも生まれます。乗り合いバスに乗った時のような感覚で、良いコミュニケーションの場にもなっているようですよ。 <RESTAURANT DATA>
【忍さんのひとくちコメント】 文=伊藤忍(ベトナム料理研究家) (2006年6月号/2006年6月6日 火曜日 11:36JST更新) |
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