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「初めてベトナムに行った時、ベトナム人のエネルギッシュなところが気に入りました。ベトナムへ行くと元気がでるのです。」と話すのは、30代半ばにして、埼玉県を中心に14軒のレストランを持つ会社を経営する石関健一さん。その店のほとんどは日本料理店だが、その中に3軒だけベトナム料理店があるという。 彼は以前、現地で食べたベトナム料理の美味しさにすっかり魅了され、「ベトナム料理店をやりたい。」と即決。初のベトナム旅行から半年後、彼は大宮に最初のベトナム料理店をオープン。そして、その1年後には浦和、この11月には3店目を川口にオープンさせてしまった。 今回お邪魔した浦和の「俺の台所 vietnam style」は、そんな彼が2番目に手がけた店。フロアにはアオザイを着た日本人スタッフが立ち、厨房では北部出身のベトナム人コック3人が腕をふるう。当初、料理はベトナム人から教わりながら日本人が作っていたが、「これだとベトナムの真似事でしかない。より本格的なものを提供したい。」との思いから、ベトナムから料理人を呼んだという。 メニューは、フォーやお粥などの軽食から、ソフトシェルクラブ、魚料理などの本格的なものまでバラエティーに富んでおり、味は北部らしい甘味の少ないものが多い。また、メニューブックの中で食べ方を説明したり、店内の張り紙でベトナムの名物料理を紹介したりと、店にはとにかく「ベトナムを伝えたい」という彼の気持ちがそこかしこに溢れている。 「日本では、ベトナム料理はまだまだ非日常的。中華やイタリアンのように普段の外食の選択肢に入るためには、それなりの努力が必要ですよ。」と話す石関さん。そのため、彼は3店目を川口のショッピングモール内に出店した。 「毎日人が通る場所、わざわざ行くのではない日常的な場所にベトナム料理の店があれば、『ベトナム料理=特別』という図式がなくなるのではないか? 食べたいと思った時、すぐ傍に店がある。」それが狙いというわけだ。 彼にとって、ベトナムとベトナム料理は彼自身のエネルギーの源でもある。多忙なスケジュールの中、今も年に数度ベトナムへ渡る。好きなベトナムをお客さんに共感してもらい、喜んでもらうことを心から楽しんでいる。そんな彼の商売の中には「ベトナム料理=流行」という図式は全く存在しないようだ。 <RESTAURANT DATA>
【忍さんのひとくちコメント】 文=伊藤忍(ベトナム料理研究家) (2005年12月5日 月曜日 8:09JST更新) |
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