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「チュングエン」と言えば、ベトナム最大手のフランチャイズ・コーヒーショップ。 そのコーヒーショップを日本でオープンさせようと計画を進めている水野年彦さん(ダイツー株式会社代表取締役)と、私は数年前にベトナムで出会った。 そして、チュングエンコーヒーが東京・六本木に初オープンしたのが2002年のこと。その約3年後の今年2月、この店がリニューアルしたと聞き、今回訪ねることにした。 オープン当初はファーストフードの形式で、来店客にカウンターへ並んでもらい、コーヒーや料理を提供していたが、「セルフサービスのスタイルはスピードが第一。毎日カウンターで大急ぎでベトナムコーヒーや料理を作っているうちに、『何か違う』と思うようになったのです」と水野さんは語る。 「こんなに急いでは心が込められない」と、まず通常のレストラン同様にテーブルでオーダーを取り、料理を提供するフルサービスのスタイルに変更した。そしてオンリーワンの店を目指し、フランチャイズ化も取りやめたという。 結果、リニューアル前に「ファーストフード店の1つ」という認識で来ていた客は離れてしまったが、「自分が好きなベトナムの味に共感してくれるお客様に、より深いベトナムを楽しんでもらえるようになった」と水野さんは満足している。「ベトナム」という付加価値をより強く味わってもらいたいという思いから、ベトナム人スタッフによるサービスを重要視したというわけだ。 お店ではこれまで通り、ベトナムのチュングエン社から直輸入された豆で入れるコーヒーの他、2人のベトナム人コックが作る本格的なベトナム料理が楽しめる。メニューは軽食が中心で、お勧めのフォーはあっさりしていながら、深い旨味のスープが特徴だ。ベトナムから独自で輸入しているベトナム米を使ったチャーハンは、米のひと粒ひと粒がパラッと仕上がり、まさにベトナムで食べていた懐かしい味。 たとえビジネスとはいえ、ベトナム人を深く理解しなければ上手くいかないという思いから、チュングエンを立ち上げることになる前から、日本でベトナム語の勉強を始めていたという水野さん。取材中、お店のベトナム人スタッフとベトナム語で楽しそうに話しているのを見ていると、「ベトナム、そしてベトナム人が大好き」という彼の気持ちが、ひしひしと伝わって来た。 <RESTAURANT DATA>
【忍さんのひとくちコメント】 文=伊藤忍(ベトナム料理研究家) (2005年11月7日 木曜日 9:16JST更新) |
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