ベトナム旅行に行く前にちょっとみるベトナム情報サイト ベトナム旅行手配 | 空港 | ベトナム地図 | ベトナムディレクトリ | ベトナム最新情報RSS
ベトナムスケッチ ベトナム旅行スケッチトラベル
トップ 特集 コラム 北部 中部 南部 日本 ベトナム料理 生活情報 まんが ベトナム旅行
料理と食文化 トップ料理と食文化Dac San紀行 > ホイアンの傑作 Cao Lau
料理と食文化トップ
西貢蟹万歳!
Street Snacks Search
日本ベトめし食彩記
Dac San紀行
ベトナム料理レシピ
現地発オプショナルツアー
ベトナム料理教室
グルメ
ホーチミン市内・近郊
ハノイ市内・近郊
格安ベトナムホテル予約
ホーチミン市
ハノイ
他都市・地図検索
スケッチトラベルでベトナムのホテルやツアーを予約するとベトナム旅行の相談から様々なトラブルに日本人スタッフが現地で24時間対応。(23時以降は緊急時のみの対応)
スポンサー
ベトナム文化の教室 overlandclub
ベトナム料理・陶芸教室
ベトナム特産紀行

ホイアンの傑作 Cao Lau
〜風土が生んだ「コシ」と「風味」〜

 中部の観光地、ホイアン。ここでは米から作った麺にスパイスの効いたチャーシューや野菜などをのせ、タレであえて食べる麺料理、「カオラウ(Cao Lau)」が有名だ。

 フォーなどを含め、ベトナムの麺類の多くは、プルプルとしていて「コシ」がない。その上、日本そばやイタリアのパスタのように原料の粉の持つ「風味」が感じられるものも少ない。しかし、カオラウの麺は他の麺同様に米粉を原料としているのにも関わらず、「コシ」と「風味」が存在する。その理由はホイアンの風土と深く関係があった。

 まず主原料の米。ご当地中部産の香り良いものを使ってこそ、カオラウ独特の「風味」が得られる。米は古すぎても、新米でもいけない。厳選された米を使用することが、程よい弾力と米の香りを生かすポイントとなる。次に、米を挽いた後の粉を練る水は、ホイアンならではの2種類の水が必要である。1つはこの地域の深井戸水。みょうばんと同じような成分を含んでいて、口当たりが良く、かつしっかりと締った生地を作ることができる。もう1つはかんすい。生地をパサ付かせず、しなやかでシコシコとした仕上がりにする。このかんすいに関しては、ホイアンの近くラオチャム島の天然ソーダ水を使っていたとか、中国人から買っていたという説もあるが、いずれにせよ、かんすいのようなつなぎを使った麺作りは中国の影響を受けてこの土地に伝えられた。

 作る工程も「コシ」を出すのに関係が深い。これらの米粉と2種類の水を混ぜて生地を作り、蒸す。その生地をよく練り、伸ばして細く切ってから、さらに蒸して仕上げる。この『練り』と『2度蒸し』も「コシ」を生むのに重要な工程である。

 使用する水や作る工程によって、カオラウのもつ「コシ」と「風味」はこの土地だけに誕生した。ホアンの古い町並みの中で、この風土と歴史が生んだ傑作を味わってみてはどうだろう。

文=伊藤忍(ベトナム料理研究家)
1972年生まれ。雑誌や広告の料理コーディネーターの経験を経て、2000年にベトナムへ移住。人気カフェ「ラフネソレ」のマネージャーとして活躍するかたわら、家庭料理の勉強をし、2003年11月に帰国。
写真撮影=福井隆也(ベトナム在住写真家の日々是撮影

 伊藤先生のウェブサイト:Annam Table

(ベトナムスケッチ2004年2月号)

このページを友だちに知らせる
『answerasia ベトナム版』ベトナムに関する質問をベトナム在住者やみんなで解決。
日通ペリカントラベル・ベトナム支店【クレジットカード決済】

ベトナム旅行スケッチトラベルベトナム(格安ホテル予約・航空券・日本語ツアー)
ベトナム発カンボジア旅行・アンコール遺跡の旅【ホーチミン発・ハノイ発】
カンボジア旅行スケッチトラベルカンボジア

トップ料理と食文化Dac San紀行 > ホイアンの傑作 Cao Lau
ベトナムスケッチトップ | 特集 | コラム | 北部 | 中部 | 南部 | 日本 | ベトナム料理 | 生活情報 | マンガ | ベトナム旅行
お問い合せ/ベトナム情報の投稿 | リンクする
利用規約 | 媒体資料・発行概要 | プライバシーポリシー
ベトナムスケッチ編集部
6F, Food Center Bldg
393B Tran Huong Dao St., Dist 1, Hochiminh City
Tel: (84.8)920-4710 Fax: (84.8)920-4725
© 2004 VIETNAM SKETCH All rights reserved.
Powered by GOATsystem