もしもし
日本語同様、ベトナム語にも外来語があります。最も多いのはお隣の中国から影響を受けた漢字に由来する言葉(漢越語)ですが、フランス語や英語などに由来する言葉も意外と多く使われています。今回は漢越語以外の言葉をみてみましょう。
まず日本人なら知っておきたいのが、「」。大ヒットした映画『おしん』の影響から、ベトナム語で「」といえば、お手伝いさん()を指します。「」(家政婦募集)などの広告などでも目にします。
フランスから入ってきたものと言葉はワンセット。「」(カフェ/ )、「」(駅/)、「」(映画/)、「」(チーズ/)、「」(ワイン/)、「」(石鹸/)、「」(シクロ/)などがあります。ものの名前ばかりではなく、中には「」(女性に親切、レディーファースト/) なんていうものも。
また最近では、特にホーチミン市などの都市部において、外国語が普段の会話に使われることが多くなりました。例えば「」(電話してくださいね)という場合、「」(電話する)の部分を置き換えて、「」。ベトナム語では「もしもし」が「」となり(これも外来語)、これを応用した形というわけです。ちなみに英語バージョンで「」という言い方もあります。
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