| ゆっくり走ってください
 訪れた人の第一印象も、連日新聞紙面をにぎわす話題も「交通事情」というベトナム。その原因は実に様々のようですが、逆走、暴走、信号無視、オートバイ家族4人乗り、死角からの飛び出しなど、そのワイルドな交通マナーもその一因と言っていいでしょう。
 
 そこで、バイクタクシーやタクシーの運転手さんがちょっと暴走気味の時に使いたいのが、「 」(=ゆっくり走ってください)。命令口調のニュアンスを避けるには、「あなた」(男性なら  、女性なら  )という2人称をいれて、「  」というのがポイントです。他に、「  」(=ゆっくり運転して下さい)ということもできます。 
 ところで「 」とは「ゆっくり」という意味ですが、意味をさらに強調したい場合は、「  」と2度繰り返すだけでOKです。「  」(=もっとゆっくり走ってください)というように使います。 
 この繰り返しは、他の形容詞についても同様で、「 」(=多い)の場合なら「  」と繰り返します。ベトナム語で「どうもありがとう」は、「  」ですが、「  」と言うことで「どうも」が強調されます。ちなみに「多い」などをさらに強調したい場合は、形容詞の前に「  」(=とても)をつけて、「  」と言いましょう。 |