あー、びっくりした!
「あー、びっくりした!」。そんな言葉が自然に出てくるようになれば、ベトナム語がかなり身についた証拠と言えるでしょう。
まず「驚く」という単語は、「 =ガック ニエン」。これは漢語に由来する単語のため、漢字にすると「愕然/がくぜん」です。なんだか大げさな言葉に思いがちですが、「 =タッ ス ガック ニエン」(=本当に驚いた!)、「 =ガック ニエン ゲー」(=超びっくりした!)、「 =ラム チョー チ アイ ガック ニエン」(=彼女を驚かせる)というように、普通に使われる単語です。
また、突然の出来事や意外な事柄に飛び上がるほどびっくりした時に使うのが、「 =ザッ カー ミン」。これを「オーマイガッ/oh, my Got!」にあたる「 =オイ ゾーイ オーイ(南部は =チョーイ オーイ」と併せて使うのが一般的のようです。「 =ザッ カー ミン オイ ゾーイ オーイ」は、ハノイに住み始めた日本人が、まず覚える表現なのだとか。驚きいっぱいのベトナム生活、使う機会は多いのかもしれません。
これに対して南部では、「 =ザッ カー ミン」の他によく使う表現として、「 = ヘット ホン」があります。「 =ヘット」は「尽きる、無くなる」、「 =ホン」は「魂」という意味。日本語で「たまげる」を「魂消る」と書くのに似ていますね。
さらに2つの表現を一緒にしたような「 = ザッ ヘット カー ミン」や「 =ザッ ミン ヘット ホン」など言うこともあるようです。
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