ごめんね
どうしても誘いを断らなければならない場合などに言う、「ごめんなさい」。ベトナム語の辞書などには、一般的に「 / シン ローイ」(申し訳ありません)と書かれていますが、この表現は自分の非を完全に認めた時に使われることが多いのが現状です(相手に質問をする際の、前振りとしても使われますが)。
それに対し、それほど深刻な状況でない場合に、「ごめんね」、「こちらの事情も分かってください」という意味でよく使われるのが「 / トン カーム ニェー」です。
【例1】 お茶しようと誘われた場合。
「 / バイ ゾー トイ バン ラム, ホン テー ディー ウオン カフェー ドゥオック.アイン トン カーム ニェー」(=今、すごく忙しくて、お茶を飲みに行けそうにないんだ。悪いね)
【例2】 借金を依頼された場合
「 / アイン トン カーム ニェー, トイ ホン コー ティエン チョー アイン ムオン」(=悪いんだけど、お金がなくて貸してあげられないの)
【例3】 注文した料理が、なかなか出てこない場合
「 / トイ ダン チュアン ビ, サップ コー ゾイ チ ア. トン カーム ニェー」(=今、ご用意しているところで、間もなくお持ちいたします。ご了承ください)
たとえいくら筋が通っていなくても、なぜか「ま、いっか」と思わせられてしまう(というか、あきらめざるを得ない)この「 / トン カーム ニェー」。ていの良い言い訳に聞こえることもありますが、「」の魔力には、頑固なあなたでも抗えないはず。自分でも負けずにどんどん使ってみましょう。
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