あけましておめでとう
ベトナムではお正月を2度お祝いします。1度目は、日本と同じ新暦の1月1日。そして2度目は、旧暦の元旦で、こちらの方がより盛大に祝われます。
現地では、旧暦でも新暦でも元旦が近づくと、お店で、仕事場で、ホテルで、とにかく至る所で新年の挨拶が交わされます。その言葉がこの「」(チュック ムン ナム モーイ!)。
「」(チュック)は「祝う・祈る」という意味で、「喜ぶ・祝う」という意味の「」(ムン)とペアにすると「おめでとう」というお祝いの言葉に。「」(ナム)は「年」、「」(モーイ)は「新しい」。つまり、「慶賀新年」=「あけましておめでとう」というお正月の挨拶です。年が明けてからだけではなく、「よいお年を」という意味でも使われるようで、お正月が近づくにつれ、このフレーズを耳にする機会がどんどん増えてきます。
ベトナム語は、発音も聞き取りも非常に難しい声調言語だとはよく言われることですが、この時期にベトナムにいれば、実にいろいろな人たちにあちこちで「 」(チュック ムン ナム モーイ!)としつこいくらいに言われますので、この表現に関する聞き取りは上達します。相手の発音を真似しながら自分も挨拶を返せば、発音も上達(するはず)。こうして、表現をひとつひとつ身につけていくことが、語学学習の極意のひとつ。というわけで、今年も南国流にゆっくりのんびりベトナム語を覚えていきましょう。みなさま、(チュック ムン ナム モーイ!)
本年もどうぞよろしく!
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