|
禁断のテーマ!彼氏がロクデ&甲斐性なし… |
29屋さん、聞いて下さい。2年前にベトナムに旅行で来て、運命の出会いをしてしまいました。彼は7歳年下で、フリーのツーリストガイドをしています。私は去年会社を辞めてベトナムに移住。結婚を真剣に考えているのですが、まだ若い彼が真剣に私たちの将来のことを考えているのかどうか不安です。特に経済的な面では私が負担することが多く、せめて観光客をつかまえやすいようにと新しいバイクや携帯電話を買ってあげても、いつの間にか換金して遊びに使っていたりもしました。叱ると素直に謝るので、私が導いていかなければとも思うのですが、正直先が見えません。どうすれば、よいでしょうか?
PN:マイ・フェアレディ Z(28歳♀:ベトナム在住8ヶ月目)
|
貴女だけに教えましょう。一発逆転、満塁ホームランへの道。 |
私が密かに心の中で「森のクマさん症候群」と名付けた現象があります。現実の熊はキノコ狩りの老人を山道で襲ったりする猛獣そのもの。ところが<ある日、花咲く森の道で出会ったクマさんが、落し物のイヤリングを届けてくれたお礼に「♪ラララ」と適当に歌ったら、満足して何もせずに帰った>というファンタジーそのもののポピュラー童謡を聴いて育った子供は、現実の遭遇体験がないにもかかわらず、勝手に「熊さんとは優しくて力持ちのマイフレンドだ」と思ってしまう、まあ簡単に言ってしまうと<知識だけの世間知らず>という状態。
可哀そうですが、貴女の<人間関係の作り方>も、<恋愛>も、<ベトナム人との対等な付き合い方>も、どこぞのインチキドラマで見たことのある5流の設定でしかありません。本人は悲劇のつもりかも知れませんが、傍から見たら喜劇であることに気づいてみてください。彼の職業は問題ではありません。事実、シクロやバイクタクシーから奥さんと一緒に身を起こして成功した人は存在します。現実を直視し、あらゆる環境(援助があろうがなかろうが)において努力した超・超・奇跡的な例外に自分たちが当てはまるのかどうか、もう一度見つめてみては如何でしょうか?
しかしここまでボロクソに言われては立つ瀬がないでしょうから、一発逆転の素晴らしい手を教えましょう。私が処女作で出版社に売り込むつもりだった大ヒット間違いなしの冒険小説のあらすじ。それを貴女だけに教えますから、小説化してベストセラー作家になって、経済的不安を解消してください。バイクでも車でも買い放題ですぞ。<あらすじ>少年の名前は服部ポン太(はっとりぽんた)。額に<肉>の刺青を持つ孤児で、意地悪な親戚の家で惨めに暮らす毎日。そんなある日、忍者学校の入学案内が届き、実は両親が悪の殿様と戦って死んだ忍者界の英雄であることが発覚…。
え? どっかで聞いたことがある? 大丈夫。貴女の相談も似たり寄ったりですよ。貴女の意地とか見栄は、他人から見たらちっぽけなもの。思い切って前に飛び出してみてください。
【今月のまとめ】
成功は最高の防臭剤よ。過去の匂いを全部取り去ってくれます。 by エリザベス・テーラー
※編集部では、皆さんの明るい悩みを募集しています。秘密厳守。
相談先は、コチラまで。お待ちしております!
(2004年8月28日 9:12更新) |