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「これも愛情の裏返し?門限に厳しすぎるベトナム人の嫁さんと、どう戦えばいいのか」 |
29屋さん、どうもです。結婚して3年になるのですが、どうにも納得できないことがあります。それは、嫁から一方的に設定された門限。現地採用の身とは言え、日本からの出張者に付き合ってゴハンを食べにいったりとか、たまにはプライベートで友人と飲みに行ったりもしたいというのに、嫁は「聞く耳持たないこと岩の如し」。いつも勝手に、「○時までに帰って来なかったら、許さん!」と一方的な宣告をされてしまい、しかもそれは到底無理な時間設定。でも遅れて帰ると、じゃんけんの「グー」で殴られたりすることも時折。それだって、私としては最大限の努力をしてるつもりなんですが、まったく理解がありません。どうしたら、いいのでしょうか?
PN:西貢シンデレラ・ボーイ(34歳:♂ 現地採用・在住6年目)
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「夫婦関係とは、お互いのワガママを通すための権力闘争であると心得よ」 |
水虫と風邪という病気に対しては、「痒みを止める」とか「発熱を力づくで冷ます」とか、ひとつひとつの臨床的兆候に対症療法を施すしか手がなく、一発で根治させる薬を発明しようものならば、最低でもノーベル賞はもらえるとか。貴男の今回のご相談も、それと同じくらいの、一見単純に見えるけど実際には『無理難題』。そんなうまい方法があるんだったら、私が教えてほしいくらいです。とは言え、このままギブアップしてしまうと、私も夜遊びができなく…ごほっごほっ(咳)、いや、愛する妻と無用のいさかいを日常的に起こすことになるので、無駄なあがきを試みることにしましょう。
まず、国籍を問わず、人間関係における男女別の法則は、「まるっきり逆」であるということ。つまり、男は外交的な生き物なので、新たな交友関係を開拓するために、親しい人間を「後回し」にする傾向があり、女は「何を置いても大事な人との時間が一番!」というわけです。加えて、「大家族がカタマリになって生活するのが当たり前」であるベトナム人にとって、「親元を離れて一人暮らしができてこそオトナ」という日本人のライフスタイルは理解不能の代物。奥様にとっては、一人で放置される=海とか宇宙とかで遭難中ぐらいの心細さであります。
ましてや、「家族をほうっておいて朝まで接待」とか、「家に帰ってまで徹夜で勉強や仕事」という苦行僧のような勤勉を美徳とする日本人の仕事に対する使命感というのは、百年かかっても説明不能。阿吽の呼吸で無言の理解を求めるのは不可能に近いので、妥協点を模索していきましょう。
私が現時点で言えるのは、「理屈で押しては逆効果」ということ。「仕事だから、しょうがないだろ!」なんて口答えしようものなら、しばらく口をきいてもらえないことは確実。かといって、さもすまなそうに、おずおずと「…あのぅ、よろしいでしょうか」と小声で御機嫌を伺うのも、余計に癇に障るようです。
じゃぁ、「どうすりゃいいんだ、コンチクショー!」というわけですが、独身時代の気ままな過ごし方は『帰らざる日々』。ここぞというときのために、なるべく無駄な外出は避けること。そして出かけるときは、悪びれずに堂々と行き、少なくとも自分で宣言した帰宅時間は守ること。あとは……ガッツだ!幸運を祈る!!
【今月のまとめ】
「彼が夕食に遅れる時は、浮気してるか、死んで道ばたにころがってるかのどっちかなのよ。くたばってるほうがいい、といつも思ってたわ」
オフィスジパンング・今日の弁当
29屋さんの日記、他ベトナムの宅配弁当店オフィスジパングの弁当ニュースなど。
http://blog.livedoor.jp/info29/
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(2005年9月26日 月曜日 9:11JST更新) |