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「お門違いは百も承知!でも、のどが痛くて困っています。」 |
こんにちは、29屋さん。最近、すぐ、のどが痛くなって困っています。日本にいた時は、人並みに身体も丈夫だったはずなのに、今では季節の変わり目だけでなく、ちょっと夜更かしとか、旅行に行ったりとか、腹出して寝てたりすると、あっという間に体調が悪くなり、しばらくはツバも飲み込めないほど腫れてしまいます。そのたびに薬局で飲み薬を処方してもらっていたのですが、だんだん効き目も薄くなってきているみたいだし、かといって、もっと強い薬を求めてエスカレートしていくと、今度は副作用が怖い今日この頃。 いっそのこと、ノドごとエグり取ってしまいたい気分にも駆られるのですが、どうしたもんでしょうかね?
PN:プロフェッサー(30歳♂:ベトナム在住3年目)
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「医者いってこい。以上、今月はここまで。」 |
…と、書いてスケッチの担当者に渡したところ、「ちゃんと仕事しやがれ、この豚ミンチ」と冷ややかにダメ出しをされたので、仕方なく答えることにします(泣)。
熱帯特有のいろんな菌が大気中にウヨウヨとがんばってる東南アジア。とは言え、貴男の場合は3年もいるのですから、通常であれば免疫力がご当地バージョンになって当然。そうでないなら、何か他の原因を考えなければ、いかんでしょう。ただ、うがいしたり、抗生物質のんだりというのは、明らかに「強盗に入られた後で、戸締りに気をつける」ようなもの。対症療法ではなく、必要なのは根本的な解決方法です。はたして、それは何なのか?
ずばり、ゴロ寝の代わりにエクササイズ。「え〜? 日本にいる時だって別に運動なんかしてなかったのに、なんで?」と思うでしょうが、残念でした。日本での生活は、実は誰もが毎日、びっくりするぐらいの距離を知らない間に歩いちゃっているのです。『駅から歩いて5分』って聞けば、「うわ〜、便利なところに住んでるね」てなもんじゃないですか。途中には本屋もコンビニも自販機もビデオ屋もあるし、退屈とも無縁。
一方、研修とかでベトナム人を東京に連れて行くと、地下鉄の乗り換えでクタビレ果てて泣き言をいって困るという話を、よく耳にします。彼らにしてみたら、たったの1日で、普段の生活半年分の距離を歩かされるわけですから、たまったもんではありません。ところが、当地の歩道事情は「こんな暑苦しい所で歩き回る人間なんているわけない」という発想のもとに構成されているので、お年寄りにも優しいバリアフリーなんぞ夢のまた夢。結果、50m先にもバイクに乗っていくような21世紀の騎馬武者軍団が生まれてしまったわけです。
今や、貴男の健康は過去の栄光。もうスクワットの50回だってできるもんじゃあないのです。騙されたと思って1日15分、何でもいいから運動してみるべし。公園をぐるぐるとコマネズミのように周回してみるも良し。三日坊主を承知で、スポーツジムに入会するも良し。もしくは、近所の人が気味悪がるような真剣な表情と大きな声の号令で、ラジオ体操をするのも良し。健康のためなら命を捨てる覚悟で、がんばってみてください。
【今月のまとめ】
「主人は好んで病気をして喜んでいるが、死なない程度において病気という一種の贅沢がしていたいのである by夏目漱石@『我輩は猫である』」
オフィスジパンング・今日の弁当
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(2005年8月23日 火曜日 8:15JST更新) |