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自慢の餅肌が照り焼きに!! 残酷すぎる南国の太陽…。 |
29屋さん、こんにちは。仕事がら外回りが多く、バイクで市内を走り回る毎日なのですが、大変なことに気付きました。先日部屋の掃除をしていて、日本から来た直後の写真が部屋の隅から発掘されたのですが、どのようにひっくり返してみても、2005年現在の私とはまるで別人。小柄でほっそりとした色白の美人(当社比)が、ニッコリと微笑みかけているではありませんか。別に今の私が大柄ででっぷりとして不美人だというわけではないのですが、ここで強調したいのは日焼けの凄まじさ。「青白」から「赤黒」にと表現しても過言ではないほどの変化に、しばし呆然とたたずみ、美白を取り戻すための道のりが長く険しいことにため息をついています。いったい、どうしてくれましょうか。
PN:むっちり右門捕物帖(30歳♀/ベトナム在住まる3年)
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「己を恥じる必要は微塵もなし! ただし、自然を侮るべからず。」 |
古来、わが民族は「色の白いは七難隠す」と称してきましたが、日本に限らず全世界の多くの国々で、色白は美人の必須条件とされています。これは「色が白い=炎天下での作業をしていない=肉体労働をする必要のない姫君に違いない」と、メラニン色素の濃さから、生まれ育ちと物腰&日頃の生活習慣を一緒くたに連想ゲーム化したものです。しかし、黄色人種たるアジア人がなんぼ頑張ったところで、欧米人のナチュラルな白さに対抗できるわけなどなく、日焼けサロンへわざわざお金を払って茶色くなりに行く人もいますが、これも黒人の黒檀のような美しさには到底及びません。
また演劇の経験のある友人に聞いたところ、メイクの基本として「まず自分の地肌と同じ色を手の甲の上で調合し、それに近い色を使い陰影や濃淡をつけることが肝心」とか。ベトナムの女の子は素材が美人なのにメイクがいまいち垢抜けないのは、自分の元の色からかけ離れたファンデーションをべったりと塗りたくるからであり、田舎に行くほどその傾向は顕著。まるで罰ゲームか暗黒舞踏の様相を呈しているといってもいいでしょう。
仕事上、どうしても日焼けを避けることができないとのことですが、逆に言えばその焼けた肌は貴女がベトナムで生きた証しであり、勲章。ただし、30歳といえばお肌の曲がり角を3回ぐらい曲がりくねったお年頃。一度できたシミやそばかすは、そう簡単には消えません。必要以上にナーバスになったり、やせ我慢をする必要はありませんが、雪山に裸で登る人間がいないように、皮膚癌にも幾分は気をつけて、日焼け対策を心がけるようにしましょう。ちなみに、レモンパックをした直後に紫外線を浴びると、あっという間に皮膚が黒ずむそうです。怪しげな民間療法や素人テクを濫用せず、懐具合に合わせたマメなスキンケアをお勧めします。アジア人の肌のキメ細かさは世界一。相対的な白さを目指すより、絶対的な「滑らかさ」を勝ち取ってください。そして見事ツルツル美肌になったら、ぜひ私にも見せてください。心からお願いします。
……と、ここまで書いて殺気を感じ、後ろを振り向くと、なんと! 嫁が「赤鬼」になっていました。ひょぇー(泣)。「己を恥じる必要は微塵もなし! ただし、自然を侮るべからず。」
【今月のまとめ】
汚れるのが厭ならば、生きることをやめなければならない。生きているのに汚れていないつもりならば、それは鈍感である。by吉行淳之介
オフィスジパンング・今日の弁当
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(2005年3月27日 14:55更新) |