美しい庭園ホテルで過ごす
古都フエの休日
ピルグリミッジ・ヴィレッジにご注目!
夕方になると、近くに点在するお寺から晩鐘の音が響いてくる。朝は遠くから聞こえてくる鶏の鳴き声や鳥のさえずりでお目覚め。そんな風情ある滞在を楽しめるのが、3月にグランドオープンを迎えるフエの庭園ホテル、「ピルグリミッジ・ヴィレッジ」(The Pilgrimage Village)だ。
このレンガ造りの門がホテルへの入り口。正面に見えるのがレセプション棟。中央に見える通路の両側に4つの伝統工芸館がある
泊まるだけではなく、
滞在を楽しむホテル
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ホテルの中は緑豊かで庭園のよう。右手に見えているのが「じゅんれい」レストラン |
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ホテルは、フエの中心部から車で約10分。フエで人気の観光コース、帝廟巡りの舞台となる丘陵地帯の入口に位置する。ホテルの前は庶民の日常生活が見られる生活道路だが、一歩ホテルに足を踏み入れると、そこはまさに別世界。中は林に囲まれた静かな庭園風で、中央には蓮の花が浮かぶ小さな池。2階建ての宿泊棟が、その情景にしっくりと溶け込んでいる。
部屋の中の設備は最新で、エアコン、衛星放送も見られるテレビなど必要十分な設備が整っている他、すべてのタイプの部屋がバスタブ付きなのも嬉しい。シャンプー、ドライヤーなどのアメニティも充実している。
このホテルの売り物は、そんな快適な滞在環境だけではない。敷地内には、それぞれ異なるテーマを持った4つの伝統工芸館がある。ここでは、編み笠や刺繍の制作を常時実演している他、希望者には体験もさせてくれる。もちろん、館内に置かれているものはすべて購入可能だ。
ホテル名の「Pilgrimage」を日本語に訳した、「じゅんれい(巡礼)」という名前を持つレストランでは、もちろん、ご当地フエ料理が食べられる。バインベオ、コムヘン(シジミ貝入りの汁かけごはん)など、どれも洗練された味わいだ。
伝統資料館やレストランは、宿泊客でなくても利用でき、実際、お土産物を目当てに資料館だけを訪れる人、食事を楽しんでいく外来客も少なくないという。こじんまりした敷地ながら、男女別々のマッサージルーム、ジム、プールなど、その他のサービス、設備も充実。オプショナルツアーやレンタサイクルなどの手配もしてくれる。 |