泊まって楽しむハロン湾クルーズに登場した
新しい仲間、ウワサのドラゴンパール号に潜入!
ユネスコ世界遺産として人気のハロン湾。最近では道路事情も良くなり、日帰り観光を楽しむ人も増えている。でもハロン湾の本当の魅力は、やっぱりジャンク船での宿泊。今まで 「お値段高め」なイメージもあったけど、今回就航した 「ドラゴンパール号」 ならリーズナブルに昼と夜、両方のハロン湾を満喫できるぞ。
出港時間はお昼すぎ。小型クルーズ船で港を出て、沖に停泊しているドラゴンパール号に乗り換え。伝統的な作りの帆船へ近づくにつれ、今回の旅行への期待が否がおうにも高まってくる。その3階建ての木造船は、さながら海に浮かぶ小さなホテル。レストランやバーのほか、屋上デッキには沢山のリクライニングベッドが並び、客室は温水シャワー、トイレ、エアコン完備の完全個室の充実ぶり。
そして船はのんびりとハロン湾の奥へ。レストランでとる最初の昼食は、ゆっくりと変わる窓の外の景色を楽しみながら。その後は自由行動で、鍾乳洞を観光するもよし、デッキで本を読むのもよし。日頃の事は全て忘れ、何も考えない時間を過ごすのがポイントだ。そんなドラゴンパール号だが、ハロン湾の魅力を最も感じることができるのは、夕方から夜にかけて。エンジンを止めた客船はしだいに静寂の闇に包まれ、空に満天の星空が広がると共に、奇岩はシルエットへと変わってゆく。そんな幻想的かつ神秘的な光景は昼間だけのクルーズでは決して味わえない。翌日は早起きをして、朝日に輝くハロン湾を堪能するのもアリだ。
「ドラゴンパール号1泊2日クルーズ」
1日目:ハノイ出発 (8:30) → ハロン湾へ (3時間半) 昼頃ハロン到着 → クルーズ開始・宿泊
2日目:昼頃、港に戻りレストランにて昼食 →ハノイ市内へ → ハノイ (17:30) 到着
問合せ先:TROPICAL SALS社
E-Mail:lan@handspan.com
ブッキングオフィス (タマリンドCafe内)
住所:80 Ma May St. Tel:(04) 9260581
(ベトナムスケッチ2003年12月号) |