ハノイフレンチホスピタルが
5ヶ月ぶりに診察再開
SARSの感染拡大防止のため、3月から閉鎖されていたハノイフレンチホスピタルが、改修工事を終え5ヶ月ぶりに診察を再開した。同病院では、残念ながら5人の医療関係者がSARSで亡くなったが、香港から来たSARS感染者を病名不明の段階でいち早くWHOに報告したこと、感染拡大防止のために早期閉鎖に踏み切ったことなど、医療関係者の間では高く評価されている。今回の再開にあたって、院内殺菌消毒後、大改装するとともに、感染症対策用隔離病室や最新医療機器を導入したテクニカル棟を設け、手術室、放射線科、集中治療室を独立させるなど、サービスの向上に力を入れている。
(ベトナムスケッチ2003年10月号) |